ジェニー・ルイス&ザ・ワトソン・ツインズ。ザ・ライク
2006年8月1日 この日もフジ・ロックに出た、米国からの女性アーティストを二組見る。
ライロ・ケリーというグループもやっているルイス嬢のパフォーマンスは一
緒にレコードを作ったワトソン姉妹(コーラス)、さらにギター、ベース、
ドラム、キーボードという布陣にて。
女性3人のアカペラで始まったパフォーマンスは、手作り気分に満ちたフ
ォーク・ロック的路線を行く。どこか古き良きアメリカを思わせるところも
あるし、オルタナ・カントリーという言い方がピンと来る局面も。だが、そ
ういう音楽性を書くだけでは、その不思議な魅力は伝わらない部分もあるか
。彼女たち、見てくれが変。ルイスは超ミニ・スカートだし、ワトソン・ブ
ラザースも大昔のガールズ・グループが着そうな派手な色のミニのワン・ピ
ースを身につけて、今っぽいタイムレス加減があるような。なんか逆に病ん
だ感覚というか、不思議な騙し絵的構造も感じたりして。キャラ込みでの、
私の考える音楽……。最後の2曲は、ルイスはピアノを弾きながら歌う。
続いて、LAの白人女性3人組のザ・ライク。歌とギターがプロデューサ
ーのトニー・バーグ(マイケル・ペン、エイミー・マン、エディ・ブリッケ
ル他)、ベースがミッチェル・フルーム、ドラムがエルヴィス・コステロ・
バンド他の名ドラマーのピート・トーマス、それぞれの娘なのだとか。チャ
ーリー・ヘイデンやレニー・ワロンカーの娘たちはザット・ドッグというグ
ループを組んでいたが、有名人二世たちでちゃらちゃら行こうというノリは
西海岸的ということができるのだろうか。
オルタナっぽいポップ・ロックからニュー・ウェイヴっぽいのまで、いろ
いろ。ハード・ロック的な部分は皆無。ベース奏者が技量的には一番まっと
う。ま、音楽だけ聞くぶんには絶対に父親たちの名前は思い出すことがない
だろうけど、若い娘たちが一生懸命やっている様になんの文句があろうか。
ここに来る前にビヨンセの新作をソニー・ミュージックで聞いてきたのだ
が、鼓動と肉声が見事に対峙する、かなりな傑作。いやあ、メインストリー
ム/売れることを前提に置くアーティストにして、このかっとび/フログレ
具合。一部の黒人は凄いことになってる。その点、白人は保守的なほうが多
いのだろうか。
ライロ・ケリーというグループもやっているルイス嬢のパフォーマンスは一
緒にレコードを作ったワトソン姉妹(コーラス)、さらにギター、ベース、
ドラム、キーボードという布陣にて。
女性3人のアカペラで始まったパフォーマンスは、手作り気分に満ちたフ
ォーク・ロック的路線を行く。どこか古き良きアメリカを思わせるところも
あるし、オルタナ・カントリーという言い方がピンと来る局面も。だが、そ
ういう音楽性を書くだけでは、その不思議な魅力は伝わらない部分もあるか
。彼女たち、見てくれが変。ルイスは超ミニ・スカートだし、ワトソン・ブ
ラザースも大昔のガールズ・グループが着そうな派手な色のミニのワン・ピ
ースを身につけて、今っぽいタイムレス加減があるような。なんか逆に病ん
だ感覚というか、不思議な騙し絵的構造も感じたりして。キャラ込みでの、
私の考える音楽……。最後の2曲は、ルイスはピアノを弾きながら歌う。
続いて、LAの白人女性3人組のザ・ライク。歌とギターがプロデューサ
ーのトニー・バーグ(マイケル・ペン、エイミー・マン、エディ・ブリッケ
ル他)、ベースがミッチェル・フルーム、ドラムがエルヴィス・コステロ・
バンド他の名ドラマーのピート・トーマス、それぞれの娘なのだとか。チャ
ーリー・ヘイデンやレニー・ワロンカーの娘たちはザット・ドッグというグ
ループを組んでいたが、有名人二世たちでちゃらちゃら行こうというノリは
西海岸的ということができるのだろうか。
オルタナっぽいポップ・ロックからニュー・ウェイヴっぽいのまで、いろ
いろ。ハード・ロック的な部分は皆無。ベース奏者が技量的には一番まっと
う。ま、音楽だけ聞くぶんには絶対に父親たちの名前は思い出すことがない
だろうけど、若い娘たちが一生懸命やっている様になんの文句があろうか。
ここに来る前にビヨンセの新作をソニー・ミュージックで聞いてきたのだ
が、鼓動と肉声が見事に対峙する、かなりな傑作。いやあ、メインストリー
ム/売れることを前提に置くアーティストにして、このかっとび/フログレ
具合。一部の黒人は凄いことになってる。その点、白人は保守的なほうが多
いのだろうか。