ニーコ・ケイス

2004年9月16日
 テキサス州へ。目的都市は州都オースティン。直行が超早朝便しか取れない
というので、のんびりダラスから陸路(4時間ぐらい)オースティン入り。ダ
ラスの双子都市がフォートワース。オーネット・コールマンやキング・カーテ
ィスらを輩出した都市。その近くにいるというだけで、ぼくはちょっとドキド
キしたな。凄い日差し。うわあ、それだけで、南(西)に来たという実感を持
つ。また、テキサス州と言えば、ブッシュの地元。みんな支持者に見えて、居
心地悪いったらありゃしない。同州の一番大きな空港である(コンティネンタ
ル・エアーの本拠地)ヒューストン空港は、父親ジョージ・ブッシュの名が掲
げられている。ふえい。

 夜、外に出たら、もわっとした空気に頭がクラクラする。まさに、熱風。ジ
ャマイカの夜をまじ思い出した。ライヴ・クラブに女性シンガー・ソングライ
ターのニーコ・ケイスを見にいく。けっこう大きなハコ、パリッシュという名前
だったような気もするが忘れた(なんにせよ、ハコの雰囲気と合わないものだ
った)。

 知らないハコに入るのは、非常に嬉しい。前座で手作り感覚に満ちたバンド
がやっていて、だいぶ後からケイスさん登場。北のほうの人というイメージが
あるが、けっいう手触りはルーツっぽいところもあり。ステージの横からトイ
レに行くようになっていて、その通路からステージを見ているとかなり興味深
い。凛とした風情を持つ人のようでした。

 このクラブがあるダウンタウンの6番ストリートはいろんなライヴ・クラブ
がずらりと両側に並んでいる。まじ、壮観。なるほど、オースティンというの
は音楽が盛んな都市であるというのを了解。3月の音楽見本市“サウス・バイ
・サウス・ウェスト”もこの通りを中心に行われるというのもすぐに納得。