トゥルー・ピープルズ・セレブレイション
2004年9月5日 2年前(2002年9月7日)に行われた開放型フェス、2度目となるもの。今
回は読売ランドのイーストから、埼玉県の秩父ミューズパーク(西武が持って
いる施設らしい)というところに移ってのもの。けっこう遠そうで最初戸惑っ
たが、この時期になると道もあまり混まず、2時間ちょいの道のりといったと
ころか。たぶん。ぼくは複数箇所で人をピックアップしているので、もう少し
かかっているが。
この日は2日間行われるフェスの2日目のほう(初日は、シム・レッドモン
ド・バンド:8月30日も出たはず)。最後のほうで山をぐぐいと登った先に、
会場はあった。とっても広大な緑たっぷりの自然公園(と言っていいのかな?
)の一角。駐車したすぐ近くはセカンド・ステージとなる吹き抜けの建物。オ
ーネットのプライムタイムからファンク臭を抜いたような曲をやっている(ウ
ィード・ビーツという名前のバンドのよう)。うひひ。そこを通り抜け暫く歩
くとメインの会場。こちらはイーストを小さくした感じの会場(半分は椅子席
。後ろ半分は芝生席。そちらは、テントを張っている人が大半)。天気は小雨
だったが、椅子席はちゃんと屋根に覆われている。悪くないっす。
12時半すぎに着いたときには、ザ・ポリフォニック・スプリーがやっていた
。ローブを羽織った(この日はトレイドマークの白ではなく、色とりどりのロ
ーブを着用)ヴォーカル大所帯集団。前にサマーソニックに来てたことがある
はずだが、初めて接する。ほう、こんなん。なんか宗教がかっていて、少し気
持ち悪い。洒落でやってるなら分からなくもないが、けっこう自分を美化し善
人ぶりに酔っている感じを受けたにゃ。実演だと。はあ米国人ってほんとに厚
顔で呑気だね、てな印象を強烈に得る。
ステージ向かって左手にある小さな仮設の小さなステージがあり、そちらは
DJ主体のパフォーマンスがなされ、メイン・ステージの出し物の間を埋める
。それは前回もそうだった。
次にメイン・ステージに出てきたのは、レゲエの大御所シンガー、ジミー・
クリフ。黄色いTシャツを着たバック(コーラス二人を含め、10人編成だった
か)を従えた彼は赤い上下のいでたち。体型はけっこうキープしていて、動き
もシャープで見せる。もちろん、喉も衰えは感じさせない。そして、演目はヒ
ット曲、人気曲のオンパレード。いい曲、いっぱい歌ってきたんだなあ。キー
ボードの音色などがダサかったりもしたが、今を呼吸しながら積み上げてきた
ものを両手を広げて聞き手に提示するということは、きっちり出来ていたんで
はないか。
ああ、見れて良かった。素直にそう思えた。同じように世界的注視を受けた
ボブ・マーリーは神のように扱われ、あっけなく世を去った。一方のクリフは
ずっと隣人として存在し(ときに、なんでこんなちゃらいことをやるのと思わ
せることもあったが)、こうして変わらずに秀でた歌を聞かせている。ほんと
、どっちが良かったのか分からないよナとも思う。彼が中ごろに「ア
イ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」の“〜サンシャイン・デイ、なんたら
かんたら”と歌うあたりで薄曇りになり、以後雨の心配はなくなった。
メデスキ・マーティン&ウッド(MMW)のドラマーのビル・マーティンは
イリー・Bの変名でDJとのセッションやリミックスをやったりしているが、
ジミー・クリフのショウに続くサブ・ステージからは、黒人DJとイリー・B
と、NYのダウンタウン界で活躍するブラジリアン打楽器奏者シロ・パプティ
スタの即興演奏が送りだされる。高揚はしなかったが、ニコっと見れました。
DJ音に合わせてBはドラムや打楽器を叩くだけでなく笛を吹いたり、パプシ
ティスタは拡声器で肉声を用いたりも。
6時近くになって出てきたMMWの演奏は3人に、シロ・バプティスタとD
Jスプーキー(2000年8月14日。先のイリー・BセッションのDJも彼であっ
たか)という組み合わせによるもの。主導はMMW、そこに出来る範囲でうっ
すらと、非メンバーの二人が加わるという趣向。全面的に有機的に絡むという
わけにはいかなっかたが、そこここに新味はありましたね。
トリはタブラ・ビート・サイエンス。最初はザキール・フセインのタブラと
美味しいインドの弦楽器奏者とのデュオ演奏。もう、それだけで、インドの特
殊技能はすごいとため息つかせるもの大あり。そこに、ラズウェルとカーシュ
・カーレイが加わる。はったりもあるが、おもしろすぎる。そして、さらにタ
ーンテーブルとキーボードも加わり、持ち味はより広がっていく。計算された
部分(書かれた部分)と鮮やかにインタープレイし合う部分をソツなくだして
いるのは、ラズウェル関与の賜物か。ステージの後ろの蝋燭が綺麗だった。
相当な自然に、道路や施設がうまくいかされた場所。天気が良かったら相当
に気分が良いはずであり、かなり肉体的にも楽な場所だと思う。で、フェス自
体の運営もユルユルで、メイン会場入場時のリスト・チェック以外、なんのチ
ェックもない。なんでも持ち込め、録音や撮影も可能。受けたら、出演者も鷹
揚にアンコールにも答える。これ、他人の運転でいって、ヘラヘラと飲んだく
れてたら本当に楽しいだろーなーと思う。第2ステージのほうは無料なので、
若い人達は友達と誘い合わせて行き、そちらだけに接してもいいではないか。なお
、両ステージの間にある、通常時にも営業している(と思われる)飲食物販売
の建物では、ビール300 円で売っていた。行く前はなんであんなとこでと思っ
たが、この場所はアリではないかな?
あ、木曜にスクーターが出てきました。
回は読売ランドのイーストから、埼玉県の秩父ミューズパーク(西武が持って
いる施設らしい)というところに移ってのもの。けっこう遠そうで最初戸惑っ
たが、この時期になると道もあまり混まず、2時間ちょいの道のりといったと
ころか。たぶん。ぼくは複数箇所で人をピックアップしているので、もう少し
かかっているが。
この日は2日間行われるフェスの2日目のほう(初日は、シム・レッドモン
ド・バンド:8月30日も出たはず)。最後のほうで山をぐぐいと登った先に、
会場はあった。とっても広大な緑たっぷりの自然公園(と言っていいのかな?
)の一角。駐車したすぐ近くはセカンド・ステージとなる吹き抜けの建物。オ
ーネットのプライムタイムからファンク臭を抜いたような曲をやっている(ウ
ィード・ビーツという名前のバンドのよう)。うひひ。そこを通り抜け暫く歩
くとメインの会場。こちらはイーストを小さくした感じの会場(半分は椅子席
。後ろ半分は芝生席。そちらは、テントを張っている人が大半)。天気は小雨
だったが、椅子席はちゃんと屋根に覆われている。悪くないっす。
12時半すぎに着いたときには、ザ・ポリフォニック・スプリーがやっていた
。ローブを羽織った(この日はトレイドマークの白ではなく、色とりどりのロ
ーブを着用)ヴォーカル大所帯集団。前にサマーソニックに来てたことがある
はずだが、初めて接する。ほう、こんなん。なんか宗教がかっていて、少し気
持ち悪い。洒落でやってるなら分からなくもないが、けっこう自分を美化し善
人ぶりに酔っている感じを受けたにゃ。実演だと。はあ米国人ってほんとに厚
顔で呑気だね、てな印象を強烈に得る。
ステージ向かって左手にある小さな仮設の小さなステージがあり、そちらは
DJ主体のパフォーマンスがなされ、メイン・ステージの出し物の間を埋める
。それは前回もそうだった。
次にメイン・ステージに出てきたのは、レゲエの大御所シンガー、ジミー・
クリフ。黄色いTシャツを着たバック(コーラス二人を含め、10人編成だった
か)を従えた彼は赤い上下のいでたち。体型はけっこうキープしていて、動き
もシャープで見せる。もちろん、喉も衰えは感じさせない。そして、演目はヒ
ット曲、人気曲のオンパレード。いい曲、いっぱい歌ってきたんだなあ。キー
ボードの音色などがダサかったりもしたが、今を呼吸しながら積み上げてきた
ものを両手を広げて聞き手に提示するということは、きっちり出来ていたんで
はないか。
ああ、見れて良かった。素直にそう思えた。同じように世界的注視を受けた
ボブ・マーリーは神のように扱われ、あっけなく世を去った。一方のクリフは
ずっと隣人として存在し(ときに、なんでこんなちゃらいことをやるのと思わ
せることもあったが)、こうして変わらずに秀でた歌を聞かせている。ほんと
、どっちが良かったのか分からないよナとも思う。彼が中ごろに「ア
イ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」の“〜サンシャイン・デイ、なんたら
かんたら”と歌うあたりで薄曇りになり、以後雨の心配はなくなった。
メデスキ・マーティン&ウッド(MMW)のドラマーのビル・マーティンは
イリー・Bの変名でDJとのセッションやリミックスをやったりしているが、
ジミー・クリフのショウに続くサブ・ステージからは、黒人DJとイリー・B
と、NYのダウンタウン界で活躍するブラジリアン打楽器奏者シロ・パプティ
スタの即興演奏が送りだされる。高揚はしなかったが、ニコっと見れました。
DJ音に合わせてBはドラムや打楽器を叩くだけでなく笛を吹いたり、パプシ
ティスタは拡声器で肉声を用いたりも。
6時近くになって出てきたMMWの演奏は3人に、シロ・バプティスタとD
Jスプーキー(2000年8月14日。先のイリー・BセッションのDJも彼であっ
たか)という組み合わせによるもの。主導はMMW、そこに出来る範囲でうっ
すらと、非メンバーの二人が加わるという趣向。全面的に有機的に絡むという
わけにはいかなっかたが、そこここに新味はありましたね。
トリはタブラ・ビート・サイエンス。最初はザキール・フセインのタブラと
美味しいインドの弦楽器奏者とのデュオ演奏。もう、それだけで、インドの特
殊技能はすごいとため息つかせるもの大あり。そこに、ラズウェルとカーシュ
・カーレイが加わる。はったりもあるが、おもしろすぎる。そして、さらにタ
ーンテーブルとキーボードも加わり、持ち味はより広がっていく。計算された
部分(書かれた部分)と鮮やかにインタープレイし合う部分をソツなくだして
いるのは、ラズウェル関与の賜物か。ステージの後ろの蝋燭が綺麗だった。
相当な自然に、道路や施設がうまくいかされた場所。天気が良かったら相当
に気分が良いはずであり、かなり肉体的にも楽な場所だと思う。で、フェス自
体の運営もユルユルで、メイン会場入場時のリスト・チェック以外、なんのチ
ェックもない。なんでも持ち込め、録音や撮影も可能。受けたら、出演者も鷹
揚にアンコールにも答える。これ、他人の運転でいって、ヘラヘラと飲んだく
れてたら本当に楽しいだろーなーと思う。第2ステージのほうは無料なので、
若い人達は友達と誘い合わせて行き、そちらだけに接してもいいではないか。なお
、両ステージの間にある、通常時にも営業している(と思われる)飲食物販売
の建物では、ビール300 円で売っていた。行く前はなんであんなとこでと思っ
たが、この場所はアリではないかな?
あ、木曜にスクーターが出てきました。