今年のフジ・ロックにも出た二組が一緒の公演。渋谷・Oイースト。

 まずは渋さ。最初は10人弱でのものが予定されていたらしいが(フジ・ロッ
クのところで記していないが、今年アヴァロン・フィールドでやった、不破大
輔がちゃんとベースを弾きながらバンド率いる“小型渋さ”のパフォーマンス
はかなりドキドキできました)、結局20人を超える面子でのパフォーマンス。
40分間の実演。やっぱ、ケラケラ見れて、楽しい。

 そして、シンク・オブ・ワン。ベルギーの経験豊かなアヴァン・ロック〜ジ
ャズの担い手たちによる、ブラス主体広角型グループ。今回はブラジルの打楽
器〜シンガー4人を加えての“ジュヴァ・エン・ポー”と名乗るもの。ブラジ
ル勢はそんなに名のある人はいないようだが、やはり強力。いろんなデコボコ
、いろんなイってる気持ちが幾重にも交差し合う、酔狂表現を堂々と展開。最
後はちょっと一緒に、渋さやキーラのメンバーもまざる。終演後、シンガーと
して参加のブラジル人おばさんは同所のバーでアカペラで一生懸命に歌ったり
も。じいーん。なんか、本当に日常のど真ん中にある真っ直ぐな歌という感じ
なのだ。