映画「ラヴ ゴーゴー」
2019年6月27日 音楽 渋谷・映画美学校試写室で、1997年台湾映画「ラヴ ゴーゴー」を見る。試写を終わって外に出たら、近くのデュオ・ミュージック・エクスチェンジの前が昼間なのに結構な人だかり。水色のメイド服みたいな格好をした人たちに男性がむらがっており、その手のアイドル系イヴェントをやっていたよう。
監督と脚本は、TV畑から出た陳玉勲。初映画作「熱帯魚」(1995年)に続くもので、その2作品は海外でも高い評価を受け、台湾のポップ/映像カルチャーの伸長を強く印象付ける騎手的な作品であったよう。ということは、寡聞ながらぼくは知らなかったが、なるほどそうかもねと、洒脱な感性が活きた映画を見ながら頷いた。そして、それゆえここにその2作品がデジタル・リストアされ、再度公開される(8月17日より、新宿・K’s cinemaにて)わけだ。
まず、筋が巧み。おしゃれなアイテムも並べるパン屋で交錯する人たちの別々のラヴ・ストーリーを3つ重ね、収束させる。その様は、規模の小さな映画「パベル」の如し? 監督はミュージシャンや映画スタッフや芸能人マネージャーなどを大胆にキャスティングしたらしいが、その狙いも確か。ストーリーは様々な台湾の都市風景とともに綴られるが、それは東京の風景とそんなに違わない。それはインターナショナルな感性のもと撮られているからこそ、呼ぶ感想かもしれない。また、その形而上はさほど今のものと言われても違和感がなく、ポケベルが重要アイテムとして使われていることが時代を指し示すか。最後のほうに、デカい携帯電話もちょい出てくる。この20年間、変わってきているようで、人々の感情や生活の様はそんなに変わっていないのかもなーと思わせる普遍性(←それは、この作品が持つ先鋭性がもたらす?)が浮き上がるのは、今回の再公開の新たな意義となるだろうか。冒頭に書いたおたくアイドル文化も、ぼくがちゃんと認知していなかっただけで、20年前にもあったんだろなー。
<今日の、伝聞>
藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日)が、米国ダウンビート誌の2019年批評家投票で、4部門に入っている。さすが、国際派。他の日本人はいない(かな?)。彼女が入ったのは、<ビッグ・バンド>、<アレンジャー>、<コンポーザー>、<ピアノ>の4部門。順に、サン・ラー・アーケストラとアルトゥーロ・オファリル・ザ・アフロ・ラテン・ジャズ・オーケストラ、ギジェルモ・クレイン(アルゼンチン出身)とジム・マクニーリー、ジェイソン・モランとベニー・ゴルソン、クレイグ・テイボーンとハービー・ハンコックの間に、彼女は位置している。ちなみに、各部門の上にある大賞を受けたのは、セシル・マクロリン・サルヴァント(2013年11月26日、2018年3月26日)だ。
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120701
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリイクエ
▶︎過去の、セシル・マクロリン・サルヴァント
http://43142.diarynote.jp/201311270854089602/
https://43142.diarynote.jp/201803270920571222/
監督と脚本は、TV畑から出た陳玉勲。初映画作「熱帯魚」(1995年)に続くもので、その2作品は海外でも高い評価を受け、台湾のポップ/映像カルチャーの伸長を強く印象付ける騎手的な作品であったよう。ということは、寡聞ながらぼくは知らなかったが、なるほどそうかもねと、洒脱な感性が活きた映画を見ながら頷いた。そして、それゆえここにその2作品がデジタル・リストアされ、再度公開される(8月17日より、新宿・K’s cinemaにて)わけだ。
まず、筋が巧み。おしゃれなアイテムも並べるパン屋で交錯する人たちの別々のラヴ・ストーリーを3つ重ね、収束させる。その様は、規模の小さな映画「パベル」の如し? 監督はミュージシャンや映画スタッフや芸能人マネージャーなどを大胆にキャスティングしたらしいが、その狙いも確か。ストーリーは様々な台湾の都市風景とともに綴られるが、それは東京の風景とそんなに違わない。それはインターナショナルな感性のもと撮られているからこそ、呼ぶ感想かもしれない。また、その形而上はさほど今のものと言われても違和感がなく、ポケベルが重要アイテムとして使われていることが時代を指し示すか。最後のほうに、デカい携帯電話もちょい出てくる。この20年間、変わってきているようで、人々の感情や生活の様はそんなに変わっていないのかもなーと思わせる普遍性(←それは、この作品が持つ先鋭性がもたらす?)が浮き上がるのは、今回の再公開の新たな意義となるだろうか。冒頭に書いたおたくアイドル文化も、ぼくがちゃんと認知していなかっただけで、20年前にもあったんだろなー。
<今日の、伝聞>
藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日)が、米国ダウンビート誌の2019年批評家投票で、4部門に入っている。さすが、国際派。他の日本人はいない(かな?)。彼女が入ったのは、<ビッグ・バンド>、<アレンジャー>、<コンポーザー>、<ピアノ>の4部門。順に、サン・ラー・アーケストラとアルトゥーロ・オファリル・ザ・アフロ・ラテン・ジャズ・オーケストラ、ギジェルモ・クレイン(アルゼンチン出身)とジム・マクニーリー、ジェイソン・モランとベニー・ゴルソン、クレイグ・テイボーンとハービー・ハンコックの間に、彼女は位置している。ちなみに、各部門の上にある大賞を受けたのは、セシル・マクロリン・サルヴァント(2013年11月26日、2018年3月26日)だ。
▶過去の、藤井郷子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200407271618520000/ 藤井3+1
http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201008261616172628/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120701
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリイクエ
▶︎過去の、セシル・マクロリン・サルヴァント
http://43142.diarynote.jp/201311270854089602/
https://43142.diarynote.jp/201803270920571222/