ザ・ホット・サーディンズ。アイス・エイジ
2019年6月11日 音楽 南青山・ブルーノート東京(ファースト・ショウ)、3度目の来日となるNYのレトロ・ジャズの魅力を最大限に借りるグループの実演を見る。ミズ・エリザベス” ブージュロル(ヴォーカル、ウォッシュボード)とエヴァン “ビブス” パラッツォ(ピアノ)、ベン・ゴールダー・ノービック(サックス、クラリネット)、ジョシュ・チェノウェス(トランペット)、トッド・ロンダジン(トロンボーン)、ボニー・アウ(ダブル・ベース)、エリザベス・グッドフェロウ(ドラム)、AC リンカーン(タップ・ダンス)という面々でショウにあたる。2000年代の広角型のブルーノートの路線を支えたA&Rで、今はフリーランスのプロデューサーとして活動しているイーライ・ウルフが応援している在NYの集団でもある。
素材はモダン・ジャズ登場前の、ディキシーランド、ジャイヴ、ラグタイムなどのダンス・フロアと直結していた時代の娯楽性に満ちたジャズを、今のきらびやかなエンターテインメント表現として送り出す手腕はとてもこなれている。ましてや、リズム・セクションは女性に代わっていて、なんかうれしい。より開かれた、リベラルなパーティ感覚が出ており大丸ですね。見栄えのするタップ・ダンサーはずっと中央に位置し、椅子に座りアクセント音をし、ここぞというときには立ち上がり、タップ・ダンスを披露する。いやあ、ときにめちゃ早いそれにはクククとなりますね。最後には悠々と歌うシンガー嬢は、ウォッシュ・バードを身にかけもする。やっぱり、エンターテインメントという名目を借りて、ライヴ音楽ならではの妙味や、米国の土着音楽の蓄積を語っている部分もあるのではないか。そして、それはフロントに立つ女性シンガーがフランス人であるだけでなく、ホーンやダブル・ベース奏者が豪州人だったりし、外からアメリカの文化を俯瞰できる人たちがいることもプラスに働いでいるのではないかと思った。
そして、タクシーに飛び乗り、渋谷・WWWに行き、デンマークのロック・バンドを見る。シンガー、2ギター、ベース、ドラムという編成。みんな、黒髪。ポスト・パンク・バンドと一般的に言われているようだが、プライマル・スクリーム(2000年2月11日、2002年11月16日、2005年7月31日、2009年1月28日、2011年8月12日、2013年11月6日)が好きそうなところもあるし、2本のギターがグジャグジャと絡む場合はグランジ・ロックを思い出させるところもあったりして、いろんな見方が可能なバンド。なんにせよ、陶酔型であることをうまく出すシンガーのもと、きっちり自分たちの出し方を心得ているバンドであると頷く。曲間にも楽器演奏者たちは効果音的な音を足していたりもし、それも風情あり。
▶プライマル・スクリーム
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20050731
http://43142.diarynote.jp/200901290803429732/ これ以降、ガャドガン加入
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201311071343585896/
<今日の、快感〜>
江戸っ子ではないが、せっかち。だから、無駄に待つのが嫌いだ。<待つこと>、<格闘技>、<たばこ>。その3つがここ25年もの間、嫌いなものはと問われたときに出す項目。そんな性格だから、本能や直感や行き当たりばったりこそが善と思っていて、それでうまくいかない人は………と心の奥底でほのかに思ったりもしている。だからこそ原稿も早いし、それについてはほぼ苦労を感じないのだと思う。ところで、先週末から来週あたまにかけて、ぼくがこう入れば無駄がなくていいナと思うとおりに、一切の時間の重なりもなくインタヴューや打ち合わせの予定がジャズト・ミートぉという感じで入っていて、生理的に実に心地よい。いやあ、これだけ気持ちのいいスケジュールの決まり方するのも、そんなにないことだよなー。
素材はモダン・ジャズ登場前の、ディキシーランド、ジャイヴ、ラグタイムなどのダンス・フロアと直結していた時代の娯楽性に満ちたジャズを、今のきらびやかなエンターテインメント表現として送り出す手腕はとてもこなれている。ましてや、リズム・セクションは女性に代わっていて、なんかうれしい。より開かれた、リベラルなパーティ感覚が出ており大丸ですね。見栄えのするタップ・ダンサーはずっと中央に位置し、椅子に座りアクセント音をし、ここぞというときには立ち上がり、タップ・ダンスを披露する。いやあ、ときにめちゃ早いそれにはクククとなりますね。最後には悠々と歌うシンガー嬢は、ウォッシュ・バードを身にかけもする。やっぱり、エンターテインメントという名目を借りて、ライヴ音楽ならではの妙味や、米国の土着音楽の蓄積を語っている部分もあるのではないか。そして、それはフロントに立つ女性シンガーがフランス人であるだけでなく、ホーンやダブル・ベース奏者が豪州人だったりし、外からアメリカの文化を俯瞰できる人たちがいることもプラスに働いでいるのではないかと思った。
そして、タクシーに飛び乗り、渋谷・WWWに行き、デンマークのロック・バンドを見る。シンガー、2ギター、ベース、ドラムという編成。みんな、黒髪。ポスト・パンク・バンドと一般的に言われているようだが、プライマル・スクリーム(2000年2月11日、2002年11月16日、2005年7月31日、2009年1月28日、2011年8月12日、2013年11月6日)が好きそうなところもあるし、2本のギターがグジャグジャと絡む場合はグランジ・ロックを思い出させるところもあったりして、いろんな見方が可能なバンド。なんにせよ、陶酔型であることをうまく出すシンガーのもと、きっちり自分たちの出し方を心得ているバンドであると頷く。曲間にも楽器演奏者たちは効果音的な音を足していたりもし、それも風情あり。
▶プライマル・スクリーム
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20050731
http://43142.diarynote.jp/200901290803429732/ これ以降、ガャドガン加入
http://43142.diarynote.jp/201108131129381378/
http://43142.diarynote.jp/201311071343585896/
<今日の、快感〜>
江戸っ子ではないが、せっかち。だから、無駄に待つのが嫌いだ。<待つこと>、<格闘技>、<たばこ>。その3つがここ25年もの間、嫌いなものはと問われたときに出す項目。そんな性格だから、本能や直感や行き当たりばったりこそが善と思っていて、それでうまくいかない人は………と心の奥底でほのかに思ったりもしている。だからこそ原稿も早いし、それについてはほぼ苦労を感じないのだと思う。ところで、先週末から来週あたまにかけて、ぼくがこう入れば無駄がなくていいナと思うとおりに、一切の時間の重なりもなくインタヴューや打ち合わせの予定がジャズト・ミートぉという感じで入っていて、生理的に実に心地よい。いやあ、これだけ気持ちのいいスケジュールの決まり方するのも、そんなにないことだよなー。