今年で、5年目となるのか。いい感じで、続いているナ。恵比寿・ガーデンプレイス。大小3つのステージにて、様々な出し物がもたれる。うち、中規模会場となるガーデン・ルームでのライヴは座って演奏する人だと後方から(前方は椅子席。真ん中より後ろはスタンディング)だと出演者がまったく見えない。これは、なんとか改善してほしいところ。1日目、昨年より人が多いかもと、知人と話し合った。

+フルック(2001年12月11日、2016年5月14日)。
 北アイルランドとイングランドの出身者からなるトラッドのグループ。よく見えなかったので詳細はわからないが、変わらない4人でやっていたのかな。アコースティックな清らかさのなか、洒脱とユーモアがあふれていた。
▶︎過去の、フルック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201605240830291122/

+高田漣(2007年1月27日、2007年11月27日、2009年10月31日、2014年10月25日)。
 米国土着系弦楽器の名手は4人組のバンドにて出演。1曲目のドラマーの伊藤大地(2013年2月5日、2013年9月20日、2015年7月27日) の入り方がすごい格好良かった。ベーシストは縦も弾く。アーシーで渋味のアメリカン・ミュージックを日本語にて歌う路線はオヤジにはとてもわかりやすい。これで高田の歌がもう少し味わい深いものであれば。サイド・ギタリストがマンドリンを引く場合は、ザ・バンドぽくなる場合もあった。
▶︎過去の、高田漣
http://43142.diarynote.jp/200702010112550000/
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200911010931589797/
http://43142.diarynote.jp/201410301511243448/ 細野

+中村まり(2012年6月14日、2014年6月2日、2014年8月16日)。
 アコースティック・ギターやバンジョーの弾き語りをするが、この人はもう化け物と思ってしまうところがあった。英語によるオリジナルにせよ、アメリカ渋味楽曲カヴァーにせよ、もう完璧。なぜそんな秀でたフィーリングを抱え、非の打ち所のない歌技法/声質で歌える? パフォーマンスしている姿が見えないこともあり後半は外に出て知人と談笑タイムにしてしまったが、最後に高田漣が出てきて、高田渡の曲をやったりもしたそう。その際の中村の日本語歌唱がまた良かったと、の報告を知人から受けた。
▶過去の、中村まり
http://43142.diarynote.jp/201206181341313130/
http://43142.diarynote.jp/201406110834215934/
http://43142.diarynote.jp/201408180925374091/

+ガリカイ・ティリコティ
 ジンバブエのンビラ(親指ピアノ)奏者/シンガーのライヴは、他のアフリカ人や日本人たち(二人づつだったよな?)をともない、和気藹々と繰り広げる。野生を根っこに置く綺麗な楽器音の重なりや躍動の妙味感を率直にアピールしていた。

+ジョン・クリアリー(2007年4月6日、2008年10月15日、2009年9月5日、2013年5月20日、2013年10月14日、2014年10月25日)。
 長年ニューオーリンズに住む、英国人ピアニスト/シンガーのこの日のパフォーマンスは、ピアノ弾き語りにて。堂々。おお、歌がうまくなっていない? いろんな曲を、悠々と滋味に満ち披露。そして、英国人という属性も正に働くのかもしれないが、ニューオーリンズ音楽をはじめとする豊穣なアメリカン・ミュージック群を俯瞰しているという美味しさも出ていた。とともに、彼のもう一つの持ち味である洒脱なシティ・ポッパーみたいな側面もより効果的に浮き立つ場面もあった。
▶過去の、ジョン・クリアリー
http://43142.diarynote.jp/?day=20070406
http://43142.diarynote.jp/200810170628196746/
http://43142.diarynote.jp/200909120648439512/
http://43142.diarynote.jp/201305260926059486/
http://43142.diarynote.jp/201310150811404538/
http://43142.diarynote.jp/201410301511243448/

+ザイドファンク feat.ブランドン“タズ”ニードラウアー
 ルイジアナ州出身のベーシストであるチャーリー・ウートンのトリオ・バンドに、15 歳というギター奏者のブランドン“タズ”ニードラウアーが加わった出し物。ウートンはシリル・ネヴィル(2004年9月18日、2008年8月12日、010年3月29日)やデュエイン・オールマンの息子であるデヴォン・オールマンらが組んでいるロイヤル・サザーン・ブラザーフッドの構成員でもありますね。そのバンド名はザディコとファンクをくっつけたもののようだが、もうバンド音がムキムキ。ぼくが想像していたよりロックぽくもあり、ザ・オールマン・ブラザース・バンドの「ランブラリン・マン」みたいな曲を肉感的にやっているという印象も得た。見た者は、米国のライヴ・サーキットで鍛えられるバンドは強いと思わずにはいられないか。
▶︎過去の、シリル・ネヴィル
http://43142.diarynote.jp/200410121001170000/
https://43142.diarynote.jp/200808140129280000/
http://43142.diarynote.jp/201004080749482839/

<今日の、息抜き>
 恵比寿駅から会場に向かう動く歩道に、執拗にこの18日にガーデンプレイス向かいにできた電気屋さんの広告がディスプレイされている。ノジマ。電気量販店という認知はあるものの、ぼくの行動範囲のなかにその店舗はない。知人とライヴの合間に行ってのぞいたら、前はTSUTAYAのレンタル・ヴィデオ店があったところ。で、電気量販店としては広くはない規模の場所に、<プレミアム・セレクション>という店舗ネーミングのもとショーケース的にいろんな家電が並べられていた。へえ、こんなのあるんだとかなにげに楽しく時間をつぶさせてもらったが、いまいち出店意図はわからず。来年秋、まだあるだろうか?