アルフレッド・ロドリゲス&ザ・インヴェジョン・パレード
2014年4月16日 音楽 クインシー・ジョーンズ(2013年8月1日)の覚えもめでたい、1985年キューバ人在米ピアニスト(2011年11月25日、2013年8月1日)の、あっと驚く変化〜進化を見せたセカンド作『インヴェジョン・パレード』(マック・アヴェニュー)をフォロウする公演。クインテット編成、リズム・セクションに加え、トランペッターとリード奏者がつく。彼らはキューバやプエルトリコ出身のプレイヤーであるようだ。
で、長尺曲4曲(オープナーは30分ぐらいの長さだったか)からなるショウはとっても面白かった。新作を聞いたとき、キューバ有名曲なども素材とする才気走った清新にして尖ったラテン・ジャズ作品になっていてびっくりさせられたが、そのうれしい驚きはその実演に触れても同様。人間、化ける、いや変わるものなんだなあ。ロドリゲスの過去のトリオ表現はキューバ出身者である何かをときに出しつつも真摯にジャズ道をつきすすまんという志向をもっていたが、今回はもっと出自を冴えた回路で強調することで、得難い現代的な立ちや輝きを抱えるようになっているのだから、それにはうなる。とともに、オイラの考えるジャズ〜インタープレイ観も露にもなる。それ、厳しいジャズ愛好家だと、従来のジャズ流儀からは微妙に離れていると思ってまうかもしれないが。
リズム・セクションはトリオ公演時の同行者と同じようだが、今回はもっと活躍領域が増える。ドラムのヘンリー・コールは口径違いでマイクの置き方も変えたキック・ドラムを二つ置くが(スネアも二つ使っていた)、音程や響きの違いを見事に使い分けたその演奏には目が点。ここらあたりは、ラテン・パーカッション文化圏で育たないと出てこない発想だろう。アンコール曲でのメンバーたちの散った手拍子も素敵だし、リズムとメロディと即興の興味深い饗宴となっていたのは間違いなく。そういえば、1曲目でロドリゲスはシンセサイザーも用い“電波”効果音をそえた。おお、なんかオマール・ソーサ(2001年8月24日、2002年7月22日2004年8月2日、2005年9月24日、2006年10月28日、2008年3月16日、2009年5月12日2010年8月3日、2013年9月17日、2014年3月10日)も入って来ているじゃん、とも思わせられたか。
▶過去の、アルフレッド・ロドリゲス
http://43142.diarynote.jp/201111281001329390/
http://43142.diarynote.jp/201308091149599475/
▶過去の、ソーサ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200408021925240000/
http://43142.diarynote.jp/200510030021170000/
http://43142.diarynote.jp/200611020835550000/
http://43142.diarynote.jp/200803201207150000/
http://43142.diarynote.jp/200905131200576485/
http://43142.diarynote.jp/201008251432447574/
http://43142.diarynote.jp/201309201840164499/
http://43142.diarynote.jp/201403131302032810/
<今日の、6秒>
外出するさい、けっこうな確率で新聞を手にする。家できっちり読む時間が作れないし、電車のなかでの手持ちぶさた解消になるしね。でも普段、4コマ漫画と小説はぜんぜん見ないという、ぼくの性癖を本日じっくり認知。たまたま、ふと4コマ漫画を見たら、これでいいのかというつまらなさ。新聞に漫画は必要なのかと、マジに6秒考えた。まあ、毎日、風刺や時事的ひねりや諧謔を持つものをきっちり作るのは難しいよな。絶対に、文章以上に。
で、長尺曲4曲(オープナーは30分ぐらいの長さだったか)からなるショウはとっても面白かった。新作を聞いたとき、キューバ有名曲なども素材とする才気走った清新にして尖ったラテン・ジャズ作品になっていてびっくりさせられたが、そのうれしい驚きはその実演に触れても同様。人間、化ける、いや変わるものなんだなあ。ロドリゲスの過去のトリオ表現はキューバ出身者である何かをときに出しつつも真摯にジャズ道をつきすすまんという志向をもっていたが、今回はもっと出自を冴えた回路で強調することで、得難い現代的な立ちや輝きを抱えるようになっているのだから、それにはうなる。とともに、オイラの考えるジャズ〜インタープレイ観も露にもなる。それ、厳しいジャズ愛好家だと、従来のジャズ流儀からは微妙に離れていると思ってまうかもしれないが。
リズム・セクションはトリオ公演時の同行者と同じようだが、今回はもっと活躍領域が増える。ドラムのヘンリー・コールは口径違いでマイクの置き方も変えたキック・ドラムを二つ置くが(スネアも二つ使っていた)、音程や響きの違いを見事に使い分けたその演奏には目が点。ここらあたりは、ラテン・パーカッション文化圏で育たないと出てこない発想だろう。アンコール曲でのメンバーたちの散った手拍子も素敵だし、リズムとメロディと即興の興味深い饗宴となっていたのは間違いなく。そういえば、1曲目でロドリゲスはシンセサイザーも用い“電波”効果音をそえた。おお、なんかオマール・ソーサ(2001年8月24日、2002年7月22日2004年8月2日、2005年9月24日、2006年10月28日、2008年3月16日、2009年5月12日2010年8月3日、2013年9月17日、2014年3月10日)も入って来ているじゃん、とも思わせられたか。
▶過去の、アルフレッド・ロドリゲス
http://43142.diarynote.jp/201111281001329390/
http://43142.diarynote.jp/201308091149599475/
▶過去の、ソーサ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200408021925240000/
http://43142.diarynote.jp/200510030021170000/
http://43142.diarynote.jp/200611020835550000/
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http://43142.diarynote.jp/201008251432447574/
http://43142.diarynote.jp/201309201840164499/
http://43142.diarynote.jp/201403131302032810/
<今日の、6秒>
外出するさい、けっこうな確率で新聞を手にする。家できっちり読む時間が作れないし、電車のなかでの手持ちぶさた解消になるしね。でも普段、4コマ漫画と小説はぜんぜん見ないという、ぼくの性癖を本日じっくり認知。たまたま、ふと4コマ漫画を見たら、これでいいのかというつまらなさ。新聞に漫画は必要なのかと、マジに6秒考えた。まあ、毎日、風刺や時事的ひねりや諧謔を持つものをきっちり作るのは難しいよな。絶対に、文章以上に。