ミュージック・ジャンクション-第29回-「ポストモダン時代のジャズ」
2013年9月5日 音楽 同業先輩の北中正和がずっとコーディネイトしておられる、レクチャーと演奏を組み合わせて広義のワルード・ミュージックを紹介する音楽イヴェント、ジャズ編の巻。前半は相倉久人(2009年7月19日)が話し、後半は佐藤允彦(2013年4月9日)がソロでピアノを弾く。代々木上原・けやきホール。JASRAC主催、無料とはいえ、立派なホールが満員。わー、熱心な音楽愛好家がいっぱい、と思ってしまった。
相倉さんはもう話がはずみ、途中から立ってお話。接していて、楽しい。音楽もかけるはずが、話に熱がはいり、大分そちらははしょった。佐藤允彦は病気療養中の山下洋輔(2013年7月27日、他)の代役出演、実はヘレン・メリル(2013年4月9日、他)のサポートをしたときの彼の演奏/物腰がなかなかに素敵で、また見てみたいと思っていた。しかし,弁も楽器使いも、立つなあ。で、トルコの曲とか、非ジャズ要素を題材とする曲を次々に1時間ほど演奏する。ショパンだかクラシックの曲をカリプソ調でやりますと言った曲は、ソニー・ロリンズ(2005年11月13日)の「セント・トーマス」を想起させたりも。また、落語好きの彼は、落語家が出てくるときの音楽(偉い人には、それぞれのものがあるよう)をモチーフに2曲弾いたが、それらは「ずいずいずっころばし」をジャズ化したような感じのものだった。
<今日の記憶>
大昔、ぼくは佐藤允彦のことを、“ワープの達人”というような書き方をしたことがあった。1989年の彼のリーダー作、エピック発『ルナ・クルーズ』の宣材用原稿。現物がないのでどんな書き方をしたか分らないが、間違ってはいないじゃんと思う。フリーになって10年強は完全にロック、そしてジャズをのぞく黒人音楽を中心に書いていたぼくにとって、それはかなり初期のジャズ系原稿となるのだろうかとかもと、ふと思ったりもした。
相倉さんはもう話がはずみ、途中から立ってお話。接していて、楽しい。音楽もかけるはずが、話に熱がはいり、大分そちらははしょった。佐藤允彦は病気療養中の山下洋輔(2013年7月27日、他)の代役出演、実はヘレン・メリル(2013年4月9日、他)のサポートをしたときの彼の演奏/物腰がなかなかに素敵で、また見てみたいと思っていた。しかし,弁も楽器使いも、立つなあ。で、トルコの曲とか、非ジャズ要素を題材とする曲を次々に1時間ほど演奏する。ショパンだかクラシックの曲をカリプソ調でやりますと言った曲は、ソニー・ロリンズ(2005年11月13日)の「セント・トーマス」を想起させたりも。また、落語好きの彼は、落語家が出てくるときの音楽(偉い人には、それぞれのものがあるよう)をモチーフに2曲弾いたが、それらは「ずいずいずっころばし」をジャズ化したような感じのものだった。
<今日の記憶>
大昔、ぼくは佐藤允彦のことを、“ワープの達人”というような書き方をしたことがあった。1989年の彼のリーダー作、エピック発『ルナ・クルーズ』の宣材用原稿。現物がないのでどんな書き方をしたか分らないが、間違ってはいないじゃんと思う。フリーになって10年強は完全にロック、そしてジャズをのぞく黒人音楽を中心に書いていたぼくにとって、それはかなり初期のジャズ系原稿となるのだろうかとかもと、ふと思ったりもした。