わー、オシビサ。
ニュー・ロック旋風吹きまくる英国ロック界から1960年代後期に出て、“アフロ・ロック・バンド”としてけっこうな話題を呼んだグループだ。英国に居住するアフリカ、および西インド諸島出身者たちにより組まれたバンドで、70年代初頭はとうぜん日本盤も出されていた(し、ロックの広がりを伝える変わった存在という捉えられ方をしたのではないか)。彼らはメンバーを代えつつずっと存在し、アルバムも今までコンスタントに出して来たらしい。今の日本では、マット・ビアンコ(2001年2月5日)がカヴァー・ヒットさせた「サンシャイン・デイ」のオリジナルのバンドと言ったほうが、通りはいいかもしれない。蛇足だが、同時期やはり英国から出て、似たような位置で活動したバンドに、アサガイというバンドがいた。そちらは長続きしなかったようだが、そこにいたドゥドゥ・プクワナ(アルト・サックス)やルイス・モホロ(ドラム)は、その後はみだしジャズの世界でいろいろと活躍した。
ステージに登場したのは、9人のミュージシャン。事前情報だと8人だったが、1人増えている(笑い)。一番リード・ヴォーカルを取り、MCも担当する人物(テディ・オセイ)は車椅子にて、壇上にあがる。昔から彼がリーダーで、現在残る唯一のオリジナル・メンバーらしい。皆、アフリカを想起させる衣装や帽子を身につけている。それだけで、どこか華やいだ印象を与えられる。……うーぬ、やはり日本人は海外でステージにあがるとき、キモノを着た方が受けはいいか。と、一瞬おもいかけたが、すぐに頭のなかからそれを追い出す。
アタマはアフリカン・フュージョンぽいなと感じるものが2曲続き、渡辺貞夫が出てきても違和感ないゾ、などとも思う。が、総じてはいろんな要素を持つ、娯楽性に富んだアフロなビート表現を披露。地域性をあまり限定させない総花的な表現であるというのは、グループの成り立ちにも表れているように、当初からだったのではないか。MCによれば、新旧オリジナル曲をやったよう。奏者では、ドラマーとパーカッションはなかなかいい感じ。また、チャントと打楽器だけの曲はぼくの好み。ナイジェリアのハイ・ライフと言ってやった曲も伸びやかでいい感じだった。そして、「サンシャイン・デイ」はやはり起爆力あり。どんどん後半に向かって、盛り上がっていったな。アンコールなし(一度ひっこんだリーダーにまた出てこいというのは酷)、ながら90分越えの、色彩感豊かなパフォーマンス。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。
<今日の、気候>
温度がそんなに高くない(そりゃ、昼間に陽のあたると、暑いが)。そして、かなり湿度が低目。それゆえ、どこか秋っぽい日という印象も受けた、過ごしやすい1日。このぐらいだと、多くの人はアエコンなしでも過ごせたのではないか。みんなニッコリの一日、たぶん。
ニュー・ロック旋風吹きまくる英国ロック界から1960年代後期に出て、“アフロ・ロック・バンド”としてけっこうな話題を呼んだグループだ。英国に居住するアフリカ、および西インド諸島出身者たちにより組まれたバンドで、70年代初頭はとうぜん日本盤も出されていた(し、ロックの広がりを伝える変わった存在という捉えられ方をしたのではないか)。彼らはメンバーを代えつつずっと存在し、アルバムも今までコンスタントに出して来たらしい。今の日本では、マット・ビアンコ(2001年2月5日)がカヴァー・ヒットさせた「サンシャイン・デイ」のオリジナルのバンドと言ったほうが、通りはいいかもしれない。蛇足だが、同時期やはり英国から出て、似たような位置で活動したバンドに、アサガイというバンドがいた。そちらは長続きしなかったようだが、そこにいたドゥドゥ・プクワナ(アルト・サックス)やルイス・モホロ(ドラム)は、その後はみだしジャズの世界でいろいろと活躍した。
ステージに登場したのは、9人のミュージシャン。事前情報だと8人だったが、1人増えている(笑い)。一番リード・ヴォーカルを取り、MCも担当する人物(テディ・オセイ)は車椅子にて、壇上にあがる。昔から彼がリーダーで、現在残る唯一のオリジナル・メンバーらしい。皆、アフリカを想起させる衣装や帽子を身につけている。それだけで、どこか華やいだ印象を与えられる。……うーぬ、やはり日本人は海外でステージにあがるとき、キモノを着た方が受けはいいか。と、一瞬おもいかけたが、すぐに頭のなかからそれを追い出す。
アタマはアフリカン・フュージョンぽいなと感じるものが2曲続き、渡辺貞夫が出てきても違和感ないゾ、などとも思う。が、総じてはいろんな要素を持つ、娯楽性に富んだアフロなビート表現を披露。地域性をあまり限定させない総花的な表現であるというのは、グループの成り立ちにも表れているように、当初からだったのではないか。MCによれば、新旧オリジナル曲をやったよう。奏者では、ドラマーとパーカッションはなかなかいい感じ。また、チャントと打楽器だけの曲はぼくの好み。ナイジェリアのハイ・ライフと言ってやった曲も伸びやかでいい感じだった。そして、「サンシャイン・デイ」はやはり起爆力あり。どんどん後半に向かって、盛り上がっていったな。アンコールなし(一度ひっこんだリーダーにまた出てこいというのは酷)、ながら90分越えの、色彩感豊かなパフォーマンス。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。
<今日の、気候>
温度がそんなに高くない(そりゃ、昼間に陽のあたると、暑いが)。そして、かなり湿度が低目。それゆえ、どこか秋っぽい日という印象も受けた、過ごしやすい1日。このぐらいだと、多くの人はアエコンなしでも過ごせたのではないか。みんなニッコリの一日、たぶん。