ブルーノート東京オールスター・ビッグ・バンド
2011年3月28日 音楽 東京在住の名のあるジャズ・ミュージシャンが大勢参加しての、有志イヴェント。この前のタワー・オブ・パワー公演にも加わっていたトランぺッターのエリック宮城(2011年3月10日、他)の呼びかけで、急遽実現した(ミュージシャンに打診したのは、24日であったよう)ものだという。南青山・ブルーノート東京、この晩と翌日の2日間。一日一回のショウ(2時間強)、発表になるとすぐに完売となったという。
基本となるのは、エリック宮城が普段もっているビッグ・バンド(17人)。そして、曲代わりで、次々にゲストが加わって、ソロをとる。そちらは、トランぺッターの日野皓正(2006年11月3日、他)、シンガーの伊藤君子(2005年8月19日)。ドラマーの海老沢一博、ピアニストの小曽根真(2006年8月6日)、ヴァイオリン奏者の寺井尚子、ギタリストの小沼ようすけ(2010年10月12日、他)、サックスの本田雅人、トロンボーン奏者の中川英一郎と言った面々。当然の事ながら、皆さん力の入ったパフォーマンスだったな。
演目はエリントンの「昔は良かったね」から、ワイルド・チェリーの「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」まで。伊藤は「ブラック・コーヒー」とともに、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を歌ったが、さすが日本を代表するジャズ歌手という説得力があった。小曽根はピアノ・ソロでも1曲、「パンドラ」という暗〜い自作曲をやった。日野はいるだけで……。
出し物自体はけっこうセッションぽいノリになるのかと思ったら、さにあらず。根っ子となるビッグ・バンド音がちゃんと整備され&質の高いものであるため、そこにポっと加わるソリストたちも違和感なく重なることができ、冗長ではない華やかな総体がちゃんと出来上がる。進行役&指揮は宮城が行うが、秀でた統率者ぶりを見せていたと思う。ソロを取った人たちは、それぞれにコメントを発しもした。それを聞くと、ミュージシャンとして何かができて良かった、同志で重なれてうれしいという思いを皆もっているのが判りました。
<今日の出演者>
ショウの途中、トイレに行くために後の方に行くと、ゲスト出演者たちがみんな楽屋から出てきていて、会場後方端でパフォーマンスの模様を見守っている。なるほど、それぞれに気合いや思いがこもった出演であるのだな。そんなふうに、とても思える光景でした。そして、翌日にやったインタヴューで聞いたのだが、30日からここに出演するインコグニート(2006年9月3日、他)のブルーイもこの日に東京に着いて、顔を見せていたのだとう。なんか、すげえ出し物だったなあ、と、彼は素の感想をもらしておりました。テルマサ・ヒノのダンスはすげえ、とも。
基本となるのは、エリック宮城が普段もっているビッグ・バンド(17人)。そして、曲代わりで、次々にゲストが加わって、ソロをとる。そちらは、トランぺッターの日野皓正(2006年11月3日、他)、シンガーの伊藤君子(2005年8月19日)。ドラマーの海老沢一博、ピアニストの小曽根真(2006年8月6日)、ヴァイオリン奏者の寺井尚子、ギタリストの小沼ようすけ(2010年10月12日、他)、サックスの本田雅人、トロンボーン奏者の中川英一郎と言った面々。当然の事ながら、皆さん力の入ったパフォーマンスだったな。
演目はエリントンの「昔は良かったね」から、ワイルド・チェリーの「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」まで。伊藤は「ブラック・コーヒー」とともに、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を歌ったが、さすが日本を代表するジャズ歌手という説得力があった。小曽根はピアノ・ソロでも1曲、「パンドラ」という暗〜い自作曲をやった。日野はいるだけで……。
出し物自体はけっこうセッションぽいノリになるのかと思ったら、さにあらず。根っ子となるビッグ・バンド音がちゃんと整備され&質の高いものであるため、そこにポっと加わるソリストたちも違和感なく重なることができ、冗長ではない華やかな総体がちゃんと出来上がる。進行役&指揮は宮城が行うが、秀でた統率者ぶりを見せていたと思う。ソロを取った人たちは、それぞれにコメントを発しもした。それを聞くと、ミュージシャンとして何かができて良かった、同志で重なれてうれしいという思いを皆もっているのが判りました。
<今日の出演者>
ショウの途中、トイレに行くために後の方に行くと、ゲスト出演者たちがみんな楽屋から出てきていて、会場後方端でパフォーマンスの模様を見守っている。なるほど、それぞれに気合いや思いがこもった出演であるのだな。そんなふうに、とても思える光景でした。そして、翌日にやったインタヴューで聞いたのだが、30日からここに出演するインコグニート(2006年9月3日、他)のブルーイもこの日に東京に着いて、顔を見せていたのだとう。なんか、すげえ出し物だったなあ、と、彼は素の感想をもらしておりました。テルマサ・ヒノのダンスはすげえ、とも。