昨年3作目『テイク・ラヴ・イージー』を出したものの、あっさり結婚して(新作タイトルに引っ掛けて、本人は「テイク・マリッジ・イージー」なぞとも言っていた)新婚休暇に入っちゃっていたカナダ在住ユダヤ系女性ジャズ歌手(2007年8月24日)のショウはなかなかに充実したものだったな。若手ジャズ歌手のなかでトップに成功を収めている人とも言えそうだが、キラキラと生理的に輝いているパフォーマンスに触れると(よりあか抜けて、可愛らしくなっているとも思えたりも)、それも当然のことと思えたりしますね。
カナダ人だろうピアノ、サックス、ベース、ドラムを従えてのもので、けれん見なく、娯楽性とふくよかさと一握りの現代性を持つジャズ・ヴォーカル表現を開く。アンコールは、ピアニストとのデュオでオスカー・ピーターソンに捧げてのスタンダード「テンダリー」。旧ソ連〜イスラエルを経てカナダに移住して、最初に触れたジャズのライヴが父親に連れていかれたピーターソンの公演。そして、彼女はジャズ、そして自由の素晴らしさを実感し、天にも登る気持ちになったのだった。……洗練と隣り合わせの真心であり、ジャズへの純真。やはり、それが彼女の表現を支える肝と言えるかな。近作でも取り上げていたブルース・スプリングスティーン曲(「アイム・オン・ファイア」)も披露していたが、まるで違和感なし。ぼく、スプおやじが相当に苦手(だって、辛気くさいぢゃん)でなんも興味を持てなかったりするのだが、少し身近に感じた? って、おいおい。
南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。その後、某誌の某氏の社内異動に際してのおつかれさま会。4軒流れて、朝の8時すぎに店を出たら、晴天かつとってもあったかい。わーい、春だあと浮かれたが……。
カナダ人だろうピアノ、サックス、ベース、ドラムを従えてのもので、けれん見なく、娯楽性とふくよかさと一握りの現代性を持つジャズ・ヴォーカル表現を開く。アンコールは、ピアニストとのデュオでオスカー・ピーターソンに捧げてのスタンダード「テンダリー」。旧ソ連〜イスラエルを経てカナダに移住して、最初に触れたジャズのライヴが父親に連れていかれたピーターソンの公演。そして、彼女はジャズ、そして自由の素晴らしさを実感し、天にも登る気持ちになったのだった。……洗練と隣り合わせの真心であり、ジャズへの純真。やはり、それが彼女の表現を支える肝と言えるかな。近作でも取り上げていたブルース・スプリングスティーン曲(「アイム・オン・ファイア」)も披露していたが、まるで違和感なし。ぼく、スプおやじが相当に苦手(だって、辛気くさいぢゃん)でなんも興味を持てなかったりするのだが、少し身近に感じた? って、おいおい。
南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。その後、某誌の某氏の社内異動に際してのおつかれさま会。4軒流れて、朝の8時すぎに店を出たら、晴天かつとってもあったかい。わーい、春だあと浮かれたが……。