ソウル・サンバ派というか、ブラジルとアメリカの音楽語彙の間を自由に行き来するブラジルの黒人女性シンガーの公演は、渋谷・デュオ。ステージ上にはプレイヤーや二人の女性コーラスなど、11名がずらり。うち、音楽監督的なこともやっていたろう格好いいギタリストとリズム隊(うち、ベーシストのマルセロ・マリアーノは先日のオスカー・カストロ・ネヴィスのブルーノート公演〜2009年5月1日〜で来たばかりとか)は来日組で、他の人たちは在日ブラジル人のよう。なんか、我らの輝くシンガーを内外同胞がめいっぱい笑顔で盛り上げるという感じがあったかな。
そんなふうに感じてしまうのは、やっぱしリマ嬢のうれしい佇まいに導かれるところが大。本当に心から日本でショウを出来るのが、日本人の前で歌えるのがうれしくてしょうがないという純真を鮮やかに出していたから。それにつられて観衆も、熱い思いを返す。うれしい気持ちの交換がありました。でもって、やっぱり歌自体が良い。もう、接する者をノックする。ときに、想像していた以上に“米国フュージョン+女性ヴォーカル”みたいな行き方も聞かせたが、それでもまあOK。やっぱ、その根底にはブラジルという土地が培ってきた美味しい凸凹があったもの。
歌えることって素敵、って感じを本当に出せる人だな。浮き上がる、なんともポジティヴなキラキラした輝き。わあ。そして、それはブラジル音楽を普段聞かない人にも十二分に訴求する味であったと確信する。十年後にすごく天真爛漫に歌える女の子が出てきて、実は偶然パウラ・リマという歌手を聞いたのがきっかけで……なんて話を聞くのを、ぼくは夢想した。流れ流れた先で、彼女が38歳と聞いてびっくり。けっこう可愛らしいし、もっと若いと思っていた。いろんな意味で、物差しを超えているキャラ有りシンガーでした。
そんなふうに感じてしまうのは、やっぱしリマ嬢のうれしい佇まいに導かれるところが大。本当に心から日本でショウを出来るのが、日本人の前で歌えるのがうれしくてしょうがないという純真を鮮やかに出していたから。それにつられて観衆も、熱い思いを返す。うれしい気持ちの交換がありました。でもって、やっぱり歌自体が良い。もう、接する者をノックする。ときに、想像していた以上に“米国フュージョン+女性ヴォーカル”みたいな行き方も聞かせたが、それでもまあOK。やっぱ、その根底にはブラジルという土地が培ってきた美味しい凸凹があったもの。
歌えることって素敵、って感じを本当に出せる人だな。浮き上がる、なんともポジティヴなキラキラした輝き。わあ。そして、それはブラジル音楽を普段聞かない人にも十二分に訴求する味であったと確信する。十年後にすごく天真爛漫に歌える女の子が出てきて、実は偶然パウラ・リマという歌手を聞いたのがきっかけで……なんて話を聞くのを、ぼくは夢想した。流れ流れた先で、彼女が38歳と聞いてびっくり。けっこう可愛らしいし、もっと若いと思っていた。いろんな意味で、物差しを超えているキャラ有りシンガーでした。