もう15年も現代ロックのフロント・ラインに飄々と位置している米国西海岸人(2001年8月18日、2003年4月1日)を渋谷・NHKホールに見に行く。冒頭、アフガニスタン出身の○○さんのイリュージョンをお楽しみください、みたいなMCがあって、安い手品が10分ぐらい行われる。外しの極地……? 遠目にはとてもどってことない。上半身裸のアシスタントがベーシストだったと言う人がいたけど。
で、7時半きっかりに、ベックのショウはスタートする。女性ギタリスト、ベーシスト(一部はシンセでベース・ラインを弾く)、キーボーディスト、ドラマーが、歌とギターの主役をバックアップ。ドラマー以外はみんなコーラスを付ける。ステージ後ろにはマネキンみたいな人体模型が25体ぐらいならべられている。マジック・ショウの延長で、それらが急に動き出したら面白いと思ったが、それはなし。
けっこうガレージ・バンドっぽい、あまり小細工のない設定でパフォーマンスは進められたのではないか。いろいろと見せ方にも茶目っ気たっぷりに留意する人だが、わりと今回は簡素に事を進めた。とはいえ、和気あいあい、緩〜い感じ(にプラスして微妙な含み)をどこかに持つのはベック公演の常ではあるけれど。途中、プリセット音を流してラップっぽい歌い方を披露したときは、ああこの路線はやっぱり魅力あるナと思わせられたりも。バンド全員がステージ前に出てきてそれぞれ発信器やコントローラーを持ってベックをバッキングするときがあったり、フォーキーな行き方を見せたときもあり。なんにせよ、総じては、さくっとした設定の実演だったのは間違いない。
で、7時半きっかりに、ベックのショウはスタートする。女性ギタリスト、ベーシスト(一部はシンセでベース・ラインを弾く)、キーボーディスト、ドラマーが、歌とギターの主役をバックアップ。ドラマー以外はみんなコーラスを付ける。ステージ後ろにはマネキンみたいな人体模型が25体ぐらいならべられている。マジック・ショウの延長で、それらが急に動き出したら面白いと思ったが、それはなし。
けっこうガレージ・バンドっぽい、あまり小細工のない設定でパフォーマンスは進められたのではないか。いろいろと見せ方にも茶目っ気たっぷりに留意する人だが、わりと今回は簡素に事を進めた。とはいえ、和気あいあい、緩〜い感じ(にプラスして微妙な含み)をどこかに持つのはベック公演の常ではあるけれど。途中、プリセット音を流してラップっぽい歌い方を披露したときは、ああこの路線はやっぱり魅力あるナと思わせられたりも。バンド全員がステージ前に出てきてそれぞれ発信器やコントローラーを持ってベックをバッキングするときがあったり、フォーキーな行き方を見せたときもあり。なんにせよ、総じては、さくっとした設定の実演だったのは間違いない。