クラウディア・アクーニャ
2009年3月8日 音楽 南青山ブルーノート東京、セカンド・ショウ。名前が示唆するように南米チリ出身の、90年代中期以降は米国NYで活動する女性ジャズ・シンガー。なんでも、以前に小曽根真の同所出演のときに同行したことがあるという。ヴァーヴ他からリーダー作を出していて、現在はブランフォード・マルサリス(2001年10月24日)のレーベルに所属。その新作は同じチリの大先輩反骨シンガー・ソングライターのビクトル・ハラの曲(3曲も)やアストル・ピアソラの曲やウルグアイ人の曲なども取り上げている。過去にはミルトン・ナシメントやジャヴァンのブラジル曲などを取り上げていたこともあり、<NYの都市環境やジャズ流儀>と<ラテン・アメリカ生まれという自負>を自覚的に綱引きさせようとしている人と言えるはずだ。
初の単独公演はピアノ、ギター、ベース、ドラムを従えてのもので、うち二人はチリとベネズエラの出身のよう。ドラマーは3曲ぐらいでカホンを叩く。ベースが電気なのは少し気に入らないが、アルバム以上に<南米←→NY>という図が見える、私の考えるジャジー・ヴォーカル表現を心を込めて提出。スペイン語曲のほうが多かったし、より魅力的と思えたか。でも、英語のスタンダード「カム・サンディ」の視点ありの再提出にぼくはかなりクラリ。想像していた以上に、いい感想を得た。
初の単独公演はピアノ、ギター、ベース、ドラムを従えてのもので、うち二人はチリとベネズエラの出身のよう。ドラマーは3曲ぐらいでカホンを叩く。ベースが電気なのは少し気に入らないが、アルバム以上に<南米←→NY>という図が見える、私の考えるジャジー・ヴォーカル表現を心を込めて提出。スペイン語曲のほうが多かったし、より魅力的と思えたか。でも、英語のスタンダード「カム・サンディ」の視点ありの再提出にぼくはかなりクラリ。想像していた以上に、いい感想を得た。