ジェフ・ラング

2008年10月1日 音楽
 オーストラリアの、ブルージィ傾向ギターのとってもうまいシンガー・ソングライター。下北沢・251。ベーシストを伴ってのもの。アコースティック系ギターを弾いていたと思うが、スライド奏法とつながるオープン・チューニングの使用やいろんな音を出す巧みなエフェクター使いもあり、表現の幅はけっこう広い。一部はベン・ハーパー(2001年6月18日、2004年3月4日、2007年4月6日)と持ち味が重なる場合も。実演だともっとブルージィになるのかと思ったけど、その歌は猫なで声のまったくひっかかりのないもの(それは、善人感覚を導くものでもあるか)なので直球ブルースだと情けなさは増すはずで、そうならないのは正解だな。本人も日本語MCで、「僕は濁ったフォークをヤリマス。楽しんでクダサイ」なんて言っていた。