ブッゲ・ベッセルトフト
2008年9月21日 音楽 ノルウェイの“ジャズランド”レーベルの親分でもあるピアニスト・キーボーディスト(2001年5月27日、2002年5月8日)の、今回の来日パフォーマンスは完全ソロによるもの。恵比寿・リキッドルーム。ステージ上にはグランド・ピアノ、本人を挟んでその反対側にはシンセみたいなコントローラーと小鍵盤が一体になったものとPCが置いてある。奥のほうには電気ピアノも置かれていたが、それはほとんど使わなかったんじゃないかなあ。
で、彼は自在にピアノを弾き、随時それらはサンプリングされているようで、任意えらばれた断片がループ音/装飾音になり(音色も自在に変えられる)、それにあわせまたピアノを弾き……。基本は即興でやっていたのかな。やりようによっては、過剰な音の洪水と言えるものもできそうだが、そこは大人である種の抑制の美意識が働く。デイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイヴ」も趣味良く、広げた。それから、オっと思ったのは、泣くような声で話すベッセルトフトだが、少し歌って(けっこう、いい感じで歌うんだよな)それを上手にサンプリング使用したりもしたこと。なかなか、おもしろかった。
で、彼は自在にピアノを弾き、随時それらはサンプリングされているようで、任意えらばれた断片がループ音/装飾音になり(音色も自在に変えられる)、それにあわせまたピアノを弾き……。基本は即興でやっていたのかな。やりようによっては、過剰な音の洪水と言えるものもできそうだが、そこは大人である種の抑制の美意識が働く。デイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイヴ」も趣味良く、広げた。それから、オっと思ったのは、泣くような声で話すベッセルトフトだが、少し歌って(けっこう、いい感じで歌うんだよな)それを上手にサンプリング使用したりもしたこと。なかなか、おもしろかった。