キング・ブリット

2004年2月22日
 南青山・ブルーノート東京、EX−BLUEとういクラブ
形式の出し物。かつて、イヴニング・ブルーという同型のも
のがあったが(2000年5月14日)、その流れを組むものと言
えるか。

 フィラデルフィアの顔役的DJ/プロデューサーの名前を
全面的に出してのもの。彼のDJだけでなく、彼肝入りの7
人編成のバンドも登場する。トランペットも吹くフロントに
立つカナダ人の女性シンガーは近く出るスウィートバック(
シャーデーの男性陣によるユニット)の新作レコーディング
にも入っている人。グレイドの高いバンドではないが、ジャ
ズやソウルやポップなどのジャンル、70年代から現在までの
時制を、おおらかに飛び越そうとするものだったと書けなく
なもない? いや、それは好意的すぎるか。MCによれば、
バンドはキューバやポルトガル出身者などインターナショナ
ルな顔ぶれを揃えていたが、それは意識的なものか? キン
グ・ブリット(なんか拍子抜けするぐらい、ぱっと見は気の
良さそうな人だな)は演奏に加わることなく、ちょっと盛り
上げ役で出てきただけ。DJタイムにはレーザー光線ががん
がん飛んでいた。