クロード・マックナイト・ウィズ・カーク・ウェイラム・バンド
2013年4月22日 音楽 人気アカペラ・コーラス・グループのテイク6(2005年11月10日、2012年9月8日)の中心人物であるクロード・マックナイトが、フュージョン・サックス(テナー、一部ソプラノを吹く)奏者のカーク・ウェイラム(2011年2月28日)とそのバンドを従えるステージ。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。クロードの弟はソロとして活躍するブライアン・マックナイト。弟のほうはデューク・エリントン楽団(2005年4月13日、2009年11月18日、2012年10月17日)のゲスト歌手として同行来日(2010年11月24日)したことがありましたね。
両者の噛み合いは無理なく良好、ながら選ばれた曲にはちと驚く。冒頭3曲は、ボビー・コールドウェル、ザ・ドゥービー・ブラザーズ、ジェイムズ・テイラーの白人曲を悠々かます。確か、自分の中で重要な曲を選んだと、MCで言っていたよな。弟のブライアンの曲もR&BというよりAOR的な手触りを持っているときがあるが、趣味は兄弟らしく似ているのか。他はデバージやアル・ジャロウなどの、穏健なブラック・ポップ曲を歌う。生理として、かなりブライトで穏健で、大人。ぼくとしては、もう少し濁った感覚があったほうが和めるが、それを排したところで協調しようという意思を持っていたのかもしれない。テイク6は敬虔なクリスチャン達で組まれゴスペルの洗練の極みのような表現を初期は標榜し、ウェイラムは牧師の息子でゴスペル系アルバムもあり……そんな両者の重なる出自が顕われたもの、1曲ぐらいゴスペル曲をやのかと思ったら、それはなかった。というか、この日のレパートリーでそれをやったら、浮きまくりだろう。
<今日の、主役>
MCで初めてのツアーと言っていた、クロードさん。スーツでバシっと固める姿は弟同様に格好いい。2曲目から出て来て、本編最後の曲まで彼は参加。ながら、中盤にはインストゥメンタル曲(ウェイラムがオリジナルでも吹いていた、ウィットニー・ヒューストンの「アイル・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」)とキーボード奏者のジョン・ストッダードの鍵盤弾き語り曲も入れられていた。その際、クロード・マックナイトは中央から袖に退いたものの、楽屋に引っ込んだり、横のスツール席にひっそり座ったりせず、ステージのすぐ横でちゃんと立って、その様を見守る。なんか、真心〜アーティストとしてのまっすぐな姿勢を感じたな。
両者の噛み合いは無理なく良好、ながら選ばれた曲にはちと驚く。冒頭3曲は、ボビー・コールドウェル、ザ・ドゥービー・ブラザーズ、ジェイムズ・テイラーの白人曲を悠々かます。確か、自分の中で重要な曲を選んだと、MCで言っていたよな。弟のブライアンの曲もR&BというよりAOR的な手触りを持っているときがあるが、趣味は兄弟らしく似ているのか。他はデバージやアル・ジャロウなどの、穏健なブラック・ポップ曲を歌う。生理として、かなりブライトで穏健で、大人。ぼくとしては、もう少し濁った感覚があったほうが和めるが、それを排したところで協調しようという意思を持っていたのかもしれない。テイク6は敬虔なクリスチャン達で組まれゴスペルの洗練の極みのような表現を初期は標榜し、ウェイラムは牧師の息子でゴスペル系アルバムもあり……そんな両者の重なる出自が顕われたもの、1曲ぐらいゴスペル曲をやのかと思ったら、それはなかった。というか、この日のレパートリーでそれをやったら、浮きまくりだろう。
<今日の、主役>
MCで初めてのツアーと言っていた、クロードさん。スーツでバシっと固める姿は弟同様に格好いい。2曲目から出て来て、本編最後の曲まで彼は参加。ながら、中盤にはインストゥメンタル曲(ウェイラムがオリジナルでも吹いていた、ウィットニー・ヒューストンの「アイル・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」)とキーボード奏者のジョン・ストッダードの鍵盤弾き語り曲も入れられていた。その際、クロード・マックナイトは中央から袖に退いたものの、楽屋に引っ込んだり、横のスツール席にひっそり座ったりせず、ステージのすぐ横でちゃんと立って、その様を見守る。なんか、真心〜アーティストとしてのまっすぐな姿勢を感じたな。