守屋純子オーケストラ。橋本眞由己
2013年2月22日 音楽 女性アーティストが仕切る2つの実演を、不慣れな会場に見に行く。ただし、後に用事が控えていて、双方ともハンパなかたちでしか見ていないのだけど。
まずは、渋谷・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール。駅横の桜ヶ丘の坂の上にある渋谷区の施設のなかにあるホール。おお、最上階にはプラネタリウムもあるのか。旧東急文化会館(今は、ヒカリエ)にもその施設はあったが、そのこととは無関係なんだよな? ともあれ、700席強のこのホールはクラシック用途の会場と言えるのかな。バンドの腕がいいのか、ホールの音響がいいのか、PAがいいのか、この日の公演は各人の音が聞き取りやすいと思わせられたのは確か。
ちゃんと伝統を踏まえたジャズのビッグ・バンドであることをおさえて上で、自分ならでは行き方をいろいろと入れているのが、鮮やかに分る実演。全17人、前回見たとき(2011年2月10日)と同じ顔ぶれなのかな? 全アレンジをしピアノとリーダーを兼ねる守屋は張りのある声で、テキパキとMCをする。カーラ・ブレイの影響があるかもしれないとか、チャールズ・ミンガス的とか、アレンジの例をきっぱりとあげるところも潔い。前者の例はぼくには分らなかったが。
次は西荻窪。ぼくは中央線沿線にはとんと縁のない人間で、40年近い歴史を持つジャズ真実のライヴ・クラブたる アケタの店 には今回初めて行くと思っていたが、なぜか駅を降りて半信半疑で歩いていったら店の前に来てしまったので、昔行った事があるのか? 実は、地図をプリント・アウトするのを忘れてヤバイと思っていたので、とてもホっとした。
狭い店だが、店主の自称天才ピアニスト(兼オカリナ普及者)の明田川荘之のアルバムをはじめ、多数のライヴ・アルバムを生んでいるお店。なるほど、裸電球が多数下げられ、不揃いのテーブルや椅子が置かれた店内は、音楽の好ましい何かが宿っていると言いたくなる? 確か、渋谷毅(2011年6月23日、他)さんに昔インタヴューしたとき、ここを売ってと明田川さんに話を持ちかけたことがあった、と言っていたことがあるような気がしたけど。記憶違いかな?
こちらは、橋本真由己(2009年11月19日)のパフォーマンス。冒頭、1人でピアノの弾き語り。歌の揺れとピアノ音の噛み合い方がとてもいい感じ、彼女はピアノを弾きながら歌ったほうがいいとすぐに思ってしまった。そして、やはり何より、その清らかな歌声はありそうでなかなかない佇まいを持つ。気持ちよい誘いや、奥行きや、滑らかさを持つ。2曲目からは、ギターの加藤みちあき(2009年11月19日。彼のブラジルっぽいオリジナルをやったときは自ら詠唱も)と、この日は主に気分屋的にボンゴを叩く(1曲だけピアノを弾くとともに、何もしないで座っているときもある)姉の橋本一子(2012年9月5日、他)も加わった。しかし、MCを聞くと、この姉妹は本当に仲が良さそうだな〜。
<今日の、PR誌>
東急電鉄は月イチで、<SALUS>という中とじのPR誌を発行している。電車内での暇つぶしになるので、ぼくは駅内のラックに並ぶと必ず手にするが、今号は<おせーて、東急電鉄>というような特集が組まれていた。基本的に想像の範囲内の情報が提供されていたが、電車の運転手についての項目には驚く。だって、駅係員4年以上、車掌1年以上の経験を積んだ上で、試験を受けて運転手養成所入り。そこで9ヶ月学んだ後に国家試験に受からないと、運転手にはなれないようであるから。わー、たいへん。と思いつつ、電車の運転手になりたいと思ったことは小さな頃から一度もなかったなあなぞとも感慨に(?)にふける。ぼく、景色が身近なバスのほうが好きだった。
まずは、渋谷・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール。駅横の桜ヶ丘の坂の上にある渋谷区の施設のなかにあるホール。おお、最上階にはプラネタリウムもあるのか。旧東急文化会館(今は、ヒカリエ)にもその施設はあったが、そのこととは無関係なんだよな? ともあれ、700席強のこのホールはクラシック用途の会場と言えるのかな。バンドの腕がいいのか、ホールの音響がいいのか、PAがいいのか、この日の公演は各人の音が聞き取りやすいと思わせられたのは確か。
ちゃんと伝統を踏まえたジャズのビッグ・バンドであることをおさえて上で、自分ならでは行き方をいろいろと入れているのが、鮮やかに分る実演。全17人、前回見たとき(2011年2月10日)と同じ顔ぶれなのかな? 全アレンジをしピアノとリーダーを兼ねる守屋は張りのある声で、テキパキとMCをする。カーラ・ブレイの影響があるかもしれないとか、チャールズ・ミンガス的とか、アレンジの例をきっぱりとあげるところも潔い。前者の例はぼくには分らなかったが。
次は西荻窪。ぼくは中央線沿線にはとんと縁のない人間で、40年近い歴史を持つジャズ真実のライヴ・クラブたる アケタの店 には今回初めて行くと思っていたが、なぜか駅を降りて半信半疑で歩いていったら店の前に来てしまったので、昔行った事があるのか? 実は、地図をプリント・アウトするのを忘れてヤバイと思っていたので、とてもホっとした。
狭い店だが、店主の自称天才ピアニスト(兼オカリナ普及者)の明田川荘之のアルバムをはじめ、多数のライヴ・アルバムを生んでいるお店。なるほど、裸電球が多数下げられ、不揃いのテーブルや椅子が置かれた店内は、音楽の好ましい何かが宿っていると言いたくなる? 確か、渋谷毅(2011年6月23日、他)さんに昔インタヴューしたとき、ここを売ってと明田川さんに話を持ちかけたことがあった、と言っていたことがあるような気がしたけど。記憶違いかな?
こちらは、橋本真由己(2009年11月19日)のパフォーマンス。冒頭、1人でピアノの弾き語り。歌の揺れとピアノ音の噛み合い方がとてもいい感じ、彼女はピアノを弾きながら歌ったほうがいいとすぐに思ってしまった。そして、やはり何より、その清らかな歌声はありそうでなかなかない佇まいを持つ。気持ちよい誘いや、奥行きや、滑らかさを持つ。2曲目からは、ギターの加藤みちあき(2009年11月19日。彼のブラジルっぽいオリジナルをやったときは自ら詠唱も)と、この日は主に気分屋的にボンゴを叩く(1曲だけピアノを弾くとともに、何もしないで座っているときもある)姉の橋本一子(2012年9月5日、他)も加わった。しかし、MCを聞くと、この姉妹は本当に仲が良さそうだな〜。
<今日の、PR誌>
東急電鉄は月イチで、<SALUS>という中とじのPR誌を発行している。電車内での暇つぶしになるので、ぼくは駅内のラックに並ぶと必ず手にするが、今号は<おせーて、東急電鉄>というような特集が組まれていた。基本的に想像の範囲内の情報が提供されていたが、電車の運転手についての項目には驚く。だって、駅係員4年以上、車掌1年以上の経験を積んだ上で、試験を受けて運転手養成所入り。そこで9ヶ月学んだ後に国家試験に受からないと、運転手にはなれないようであるから。わー、たいへん。と思いつつ、電車の運転手になりたいと思ったことは小さな頃から一度もなかったなあなぞとも感慨に(?)にふける。ぼく、景色が身近なバスのほうが好きだった。