朝8時半過ぎに出たけど、途中にヘヴィな事故渋滞(+α。後述します)にあい、午後2時半に苗場に到着。ふう。出発前に、滝のような雨が降っているとのメールを受け、東京もけっこう雨天だったので長靴にて苗場に向かったが、これは大正解。3日間ともぼくは長靴をはいていました。とくに会場の午前中は風も強く、富士天神山スキー場であった一回目のフジ・ロックを思い出したと言う人もいた(2日目は中止になった)ので、相当酷い天候だったのだろう。

 で、夕方以降はまた相当な雨模様。ぶっちゃけ、辛いっ来るんじゃなかったと思ったときもあった。この日は、エミ・マイヤー、パティ・スミス、トータス、ゴング(古くさいところもあるけど、朽ちぬユーロ・リベラリズムの確かな具現アリ)、ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドなどに触れる。初日に一番見たかったのは、昨年海外に行っていて来日公演が見ることができなかったザ・ネヴィル・ブラザーズ。ではあったのだが、あまりの雨(プラス、後述する3.のため)で心が折れて会場を後にしちゃった。後から知ったが、ぼくと同じ行動を取った人が何人もいて、やはりこの日の天気は苦行の域に達していたのだと思う。とは言いつつ、こういうのもフジという心持ちも過去の経験でできているわけだが。

 実は、この日は厄日じゃないかと思うほど、トラブルあり。まず、1)行きの高速のサーヴィス・エリア(上里、だったかな)で、お金もクレジットカードも免許証も保険証もみんな入っている財布をなぜかおとす。2)ホテル前で車のドアに指を挟み、出血。側にいた英国人が大騒ぎ。3)そして、夜には雨に濡れて携帯電話が壊れる。オレ、ラッキーくんで、あんましそういう目にあったことがないのだが、こんなに悪い事が重なるなんて。びっくりびっくりびっくり。1)に関しては、気がついて一度高速を降りて上り車線に乗り替え、また下り線に乗り直してSAに戻ったら、なんと無事あった! 2)に関しては当初そうとう痛かった。が、ホテルと会場の救護室(親切でした)でそれぞれ処置をしたら、あまり腫れず、化膿することもなく、翌日には瘡蓋とかはできたが結構なおる(脅威の治癒能力に自分でも驚く)。3)は携帯に詳しい人が巧みにバッテリーなどを取り出し、拭いてくれたりして、見事に復活。なんか、結果はオーライではあったのだが。あー、いろんなことがあるものだ。