少し二日酔い気味。ながら、とても夏の天気……ネットのニュースには、午前9時で30度をこす(ちゃんと見なかったが、多分東京)という項目がアップされている。でも、かなり風が部屋に入ってきて、そんなに不快さは感じず(ナンダカンダデ、今年モえあこん無シデ行クゾト決意シテマス)。で、日暮れどきに晴天の威を借り(?)、唐突に調布・味の素スタジアムに行っちゃう。ナビスコ・カップの準々決勝、FC東京vs.名古屋グランパスの試合。今年化けて話題の石川直宏をちょい見たいなと思った(俺もミーハーだな)のと、今年はいまいちのドラガン・ストイコヴィッチ監督(ぼくが好きなJリーグ助っ人選手三傑は、マリノスのラモン・ディアスとフリューゲルスのエドゥ・マラゴンとグランパスのピクシーとなるかな。うわ、みんなアタッカーで子供みたいだァ。サンパイオも好きでした。お、何気に旧フリューゲルスのファン?)を見たいなと思ったから。何人かに一緒に行かなあいと連絡するも、みなさん用事あり。オレが緩すぎるのか。

 電車の時間がしっくりあっちゃって、あっと驚くぐらいすんなり会場についてしまって(家を出て、40分ぐらい)、逆に拍子向け。これでサッカー専用会場だったら、もっと通いたくなるところだよなー。やはり、専用と陸上トラックもついているような多目的会場とでは臨場感は雲泥の差じゃ。二つのチームがホームにしているんだし、改装しないかな。3000円の席に座る。ピッチは少し荒れててあまり綺麗に見えず、だが、客席はガラガラ(12000人強と発表されていた)だし、風がけっこう吹き抜けて気持ちいい。いま、Jリーグは冬期シーズン制移行が検討されていて、どう考えてもそのほうがいいのだろうけど、見る事だけを考えれば絶対いまのほうがマル。ヘタレとしては、冬の野外観戦は厳しい。

 試合開始前にサポーターが英語で長々と歌う「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」はリヴァプール発の、サッカーの著名応援歌。元々は、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の、ユダヤ系米国人コンビによる45年初出ミュージカル・ソングなわけだが、久しぶりに聞いたそれは前身の東京ガス時代からのエンスージアストの積年の思いが詰まっていると感じたかも。意味は分からなくても、上手に歌っちゃう小学生もいるんだろうナ。場内メンバー紹介MCも(巻き舌DJ風の)英語だけで行われていたが、それはなんかなあ。頭とセンスが悪そうなチームに思えちゃう。試合は前半11分ですでに3-0と東京のバカ勝ち(終了時は、5-1)。なるほど、いま東京は見て面白い、有機的なサッカーをしている。今度、やはり評判のいい広島の試合を見に行こうか。ふふふ、やっぱサッカーもいいな。帰り道、ぼくはうろ覚えのハマースタインⅡ/ロジャース作の「アイ・ハヴ・ドリームド」をココロの中で口ずさむ(けっこう、捉えどころのない歌だァ)。フランク・シナトラのヴァージョンで親しんだのかな。途中の歌詞は全然しらないが、最後の一節<I will love being loved by you>というのは、なぜか頭のなかに入っている。