スターズ

2009年1月10日 音楽
 渋谷・クラブクアトロ。前座で日本人の四人組バンドが出てきて、20分ぐらい演奏。スマッシュ扱いの外タレ公演で、こういうの珍しい。女性みたいに聞こえたシンガーのベタついた感じの歌声がまったく好みじゃなくこりゃヤダと思ったが、少ししたらまっとうな歌ものロックを提供しているゾと感心。けっこう若そうな感じもあったけど、演奏技量も確かと感じた。バンド名は聞き取れず。

 そして、カナダのスターズ(2008年3月7日)。メロディにしてもサウンドにしても、なんら新しいところはなく、酷い言葉で書けば手垢にまみれた語彙を使いまわしたポップ・ロックを送り出す。と書くと、かなり否定的な感じになるが、その語彙の押し出し方はとても誠意のあるもので、ふんわかいい所感を受けちゃうのだ。ポップ・ミュージックとしてのおいしいツボを抑えている、とも書けるかな。男性ヴォーカリストの声がフィル・コリンズみたいだと思える部分がありました。

 深夜、個人タクシーに乗ったら、またヒュンダイ車。運転手さんが言うには、この前(2008年12月14日)の説明とは違い、日本メイカーは法人だけにしかLPガス車を卸さなくなったので、個人タクシーはヒュンダイが多くなっている……。それから、昨年秋にスペインで車ネタでうわあと驚いたことがあったんだけど、記すのを忘れていた事が一つ(スペインの車事情は、2007年10日28日の項で少し書いていますが)。それは、最後にホテルから空港まで乗ったタクシーがセアト(VW系のスペイン・ブランド)の1600ccクラスの新車だったのだが、その車がオートマティック(さらに、パワー・ウィンドウ付き)だったこと。まさに初めてスペインでオートマ車と遭遇したわけで、ものすごく衝撃(と書くと、ちょっと違うかな)を受けたのだった。おお、ついに営業車ドライヴァーがオートマ車を使い始めた! いまだマニュアル車全盛の欧州でもオートマ車が徐々に増えていくのだろうか。長年、マニュアル車に乗っているぼくは、今クラッチのない車を運転する自信がない。一昨年、オーストラリアに行ったときに一瞬オートマのレンタカーを運転しようとしたけと、恐くてすぐにやめたもんなー。