昨年(2006年11月13日)もやっている、ブルース・インターアクションズ
打ちの公演。最初に出てきたのは、ソウライヴ(2007年10月9日、他)を送
り出したヴェロアが新たに抱える白人オルガン・グループのビッグ・オルガ
ン・トリオ。ただし、オルガン、ギター、ドラムというオルガン・トリオの
定番編成ではなく、オルガン、ベース、ドラムという編成を若い彼らは取る
。でも、オルガンの指裁きに合わせてベース奏者は随時ブイブイっとプッシ
ュするわけで、これはこれで今の世代にアピールするところはあるはず。オ
ルガン奏者はちゃんと腕が立つしね。彼はオルガンの背のほう立ち、逆にオ
ルガンを弾いて沸かせたりもした。また、見たい。生理的にロックぽいが、
もっとロックぽく行ってもいいと、ぼくは感じた。

 続いて登場のデイヴィッド・パストリアス&ローカル518 はジャコ・パス
トリアスの甥を中心とするフロリダ州ベースのバンド。おお、デイヴィッド
さんは叔父と違って筋肉質で小柄なんだな。そんな彼はマイク・パットン(
2005年9月5日)の諸グループが好きとのことだが、基本はときにファンキ
ーな所もあるロッッキッシュなフュージョンを聞かせる。思っていたより、
稚拙だったな。渋谷・クラブクアトロ。