ラウル・ミドン。アヴェレイジ・ホウイト・バンド
2007年11月26日 完全一人によるもので、渋谷・アックス。あらら、良かったな。そんなに
時間が長くないショーケース・ライヴ(2005年10月24日、2007年9月1日
)は2度ほど見ていたが、ショーケースは手抜きしていたのかと思えるほど
(ショーケース・ライヴだと、ぼくがどこか醒めた接し方をしているかもし
れない……)、感興の差があった。そう感じた要因の一つは彼の一挙一動が
ちゃんと見れた事と音の良さ(やっぱ、アックスは音がいい)があったから
か。ボディなんかも叩きパーカッシヴな弾き方をするそのギター演奏の真価
がくっきりと受け取れたし、歌心も存分に伝わってきたし。やっぱり、いい
タレントですね。実は、最初のうちはちょいシラけて見ていた。だって、通
常のコンサートはちゃんとバンドを用いてやるのだるものだと思っていたら
、ショーケース・ライヴと同様にギター弾き語りのソロ・パフォーマンスだ
ったから。でも、気儘に進めていくそのパフォーマンスは彼の中で完結して
いるものであり、第三者を交えないほうがその美味しさは溢れ出るのかもし
れないと途中から思えた。そういえば、彼はマイルス・デイヴィスの「セヴ
ン・ステップス・トゥ・ヘヴン」を得意のマウス・トランペット(肉声によ
るトランペット擬音)を活かす形でやったりも。肉声とギターのフレイジン
グの絡みが気持ちい〜い。それ、セット・リストには入っていなかった。
そして、南青山・ブルーノート東京に移動して、アヴェレイジ・ホワイト
・バンドのセカンド・ショウを見る。全盛期は30年以上も前になるスコット
ランド出身のホワイト・ファンク/ソウル・バンドで、オリジナル・メンバ
ーのアラン・ゴーリーとオニー・マッキンタイアの二人が今も残る。もう一
人の雄、ヘイミッシュ・スチュアートは昨年に単独名義で来日公演を行って
(2006年3月8日)いますね。また、やはりオリジナル・メンバーのロジャ
ー・ボールもソロでやっているようだ。
彼らは曲によってせわしなく楽器を持ちかえるバンドだったが、それは現
在も踏襲。ゴーリーと彼のソウル・メイトらしい黒人クライド・ジョーンズ
(ダリル・ホール作とかに関与している)はギター/ベース/キーボードを
いろいろ持ちかえる。そのジョーンズは2曲ぐらいリード・ヴォーカルも取
った(チャカ・カーンがヒットさせた、ネット・ドヒニーの「ワッチャ・ゴ
ナ・ドゥ・フォー・ミー」を歌ったりも)。ドラムのロッキー・ブライアン
トはダイアン・リーヴス(2001年4月24日)やビル・エヴァンス(2003年
9月16日)なんかとも来日している人で、サックス/キーボードのおじさ
んはぼくが全然知らない白人。でも、「ゴー・メイシオ」という掛け声が入
る彼のメイシオ・パーカー(2007年9月13日、他)・マナー気味アルトを大
々的にフィーチャーした曲(なんか、キャンディ・ダルファーがやりそうな
感じのファンキー曲)もやった。なにより嬉しかったのは、毎度やる「ピッ
ク・アップ・ザ・ピーセス」だけでなく、「カット・ザ・ケイク」をやって
くれたこと。その二つが彼らの二大曲と思う。ギミギミギミギミギミギミギ
ミギミ・ギミザットケイク、と一緒に歌えてとっても嬉しかった。
時間が長くないショーケース・ライヴ(2005年10月24日、2007年9月1日
)は2度ほど見ていたが、ショーケースは手抜きしていたのかと思えるほど
(ショーケース・ライヴだと、ぼくがどこか醒めた接し方をしているかもし
れない……)、感興の差があった。そう感じた要因の一つは彼の一挙一動が
ちゃんと見れた事と音の良さ(やっぱ、アックスは音がいい)があったから
か。ボディなんかも叩きパーカッシヴな弾き方をするそのギター演奏の真価
がくっきりと受け取れたし、歌心も存分に伝わってきたし。やっぱり、いい
タレントですね。実は、最初のうちはちょいシラけて見ていた。だって、通
常のコンサートはちゃんとバンドを用いてやるのだるものだと思っていたら
、ショーケース・ライヴと同様にギター弾き語りのソロ・パフォーマンスだ
ったから。でも、気儘に進めていくそのパフォーマンスは彼の中で完結して
いるものであり、第三者を交えないほうがその美味しさは溢れ出るのかもし
れないと途中から思えた。そういえば、彼はマイルス・デイヴィスの「セヴ
ン・ステップス・トゥ・ヘヴン」を得意のマウス・トランペット(肉声によ
るトランペット擬音)を活かす形でやったりも。肉声とギターのフレイジン
グの絡みが気持ちい〜い。それ、セット・リストには入っていなかった。
そして、南青山・ブルーノート東京に移動して、アヴェレイジ・ホワイト
・バンドのセカンド・ショウを見る。全盛期は30年以上も前になるスコット
ランド出身のホワイト・ファンク/ソウル・バンドで、オリジナル・メンバ
ーのアラン・ゴーリーとオニー・マッキンタイアの二人が今も残る。もう一
人の雄、ヘイミッシュ・スチュアートは昨年に単独名義で来日公演を行って
(2006年3月8日)いますね。また、やはりオリジナル・メンバーのロジャ
ー・ボールもソロでやっているようだ。
彼らは曲によってせわしなく楽器を持ちかえるバンドだったが、それは現
在も踏襲。ゴーリーと彼のソウル・メイトらしい黒人クライド・ジョーンズ
(ダリル・ホール作とかに関与している)はギター/ベース/キーボードを
いろいろ持ちかえる。そのジョーンズは2曲ぐらいリード・ヴォーカルも取
った(チャカ・カーンがヒットさせた、ネット・ドヒニーの「ワッチャ・ゴ
ナ・ドゥ・フォー・ミー」を歌ったりも)。ドラムのロッキー・ブライアン
トはダイアン・リーヴス(2001年4月24日)やビル・エヴァンス(2003年
9月16日)なんかとも来日している人で、サックス/キーボードのおじさ
んはぼくが全然知らない白人。でも、「ゴー・メイシオ」という掛け声が入
る彼のメイシオ・パーカー(2007年9月13日、他)・マナー気味アルトを大
々的にフィーチャーした曲(なんか、キャンディ・ダルファーがやりそうな
感じのファンキー曲)もやった。なにより嬉しかったのは、毎度やる「ピッ
ク・アップ・ザ・ピーセス」だけでなく、「カット・ザ・ケイク」をやって
くれたこと。その二つが彼らの二大曲と思う。ギミギミギミギミギミギミギ
ミギミ・ギミザットケイク、と一緒に歌えてとっても嬉しかった。