ニック・ベルチュ
2006年10月26日 かつてチューリッヒ市の援助で奈良に半年住んだことがあるという、スイ
スのピアニスト/作曲家。彼はローニン(浪人、から来ているんだろーな。
かつてワディ・ワクテルやリック・マロッタらが組んだグループも浪人と名
乗ったナ)というグループを組んでいて、その名義で今年ECMから出して
いる。同作はミニマルっぽい反復構成を広げていくような行き方を通して、
現代的な綻びや強迫観念をすうっと開いていくようなアルバム。ときに、ヴ
ァイタルな変則ビートを伴い、それはプログレシッヴ・ロックやある種のフ
ュージョンと重なったりもする(と、ゆーか、なんとなく既知感を抱かせる
)。だが、この晩はソロ・パフォーマンスにて。ぼくはECM盤より、薄口
のこっちのほうが気に入ったナ。時に見せるピアノの弦の抑え方(手をピア
ノのお腹の中にに伸ばして、抑えるわけですね)がかなり上手で、あれれエ
フェクター使っているのと思わせるような場面も。
広尾・スイス大使館大使公邸。大使はかなりのジャズ・ファン。8月に着
任したばかりだそうだが、ブルーノートにもコットンクラブに行っていると
のこと。一番好きなアーティストメはジョン・コルトレーンや黄金期ブルー
ノートのハード・バップ。また、来日して3年とかいう文化官は日本語ペラ
ペラ。スイスの大学で日本語を学んだそうだが、5か国語を喋れるという。
そのことに、一番スイスを実感したかな。
スのピアニスト/作曲家。彼はローニン(浪人、から来ているんだろーな。
かつてワディ・ワクテルやリック・マロッタらが組んだグループも浪人と名
乗ったナ)というグループを組んでいて、その名義で今年ECMから出して
いる。同作はミニマルっぽい反復構成を広げていくような行き方を通して、
現代的な綻びや強迫観念をすうっと開いていくようなアルバム。ときに、ヴ
ァイタルな変則ビートを伴い、それはプログレシッヴ・ロックやある種のフ
ュージョンと重なったりもする(と、ゆーか、なんとなく既知感を抱かせる
)。だが、この晩はソロ・パフォーマンスにて。ぼくはECM盤より、薄口
のこっちのほうが気に入ったナ。時に見せるピアノの弦の抑え方(手をピア
ノのお腹の中にに伸ばして、抑えるわけですね)がかなり上手で、あれれエ
フェクター使っているのと思わせるような場面も。
広尾・スイス大使館大使公邸。大使はかなりのジャズ・ファン。8月に着
任したばかりだそうだが、ブルーノートにもコットンクラブに行っていると
のこと。一番好きなアーティストメはジョン・コルトレーンや黄金期ブルー
ノートのハード・バップ。また、来日して3年とかいう文化官は日本語ペラ
ペラ。スイスの大学で日本語を学んだそうだが、5か国語を喋れるという。
そのことに、一番スイスを実感したかな。