橋本一子Ub−X、BOZO

2006年10月25日
 まるまる二日間降り続いた雨があがり、非常に晴天。日が差し込み、青空が広がる。気持ちいい。で、夜は六本木・スイートベイジル139。

 まず、橋本一子のトリオ。リズムは井野信義(2004年8月20日、2004年10月10日、2005年8月19日)と藤本敦夫。前回見たとき(2001年5月3日)とも同じ毎度の顔ぶれながらUb−Xと名乗っているのは、全編で橋本が淡く漂うハナモゲラ調の歌を聞かせるから? ぼく、彼女の歌も大好きなはずだがなんとなく全面的に感情移入できない部分も。たまたま、だと思いたい。オリジナル(なのかな?)に交じって、「イパネマの娘」、「マシュケナダ」(途中で、「フロッグ」の諧謔フレーズの差し込みあり)といったセルジオ・メンデスで広く知られるボサノヴァ曲アダプテイションもやった。そんなにがんがん弾かないが、随所でするっと行くピアノの指裁きはやはり素晴らしいっ。井野信義はほとんどエレクトリック・アップライト・ベースを使っていた。

 2部はONJQ関連(2002年3月17日、2003年6月28日、2004年2月6日、2004年10月10日、2006年1月21日、他)やデートコースペンタゴンロイヤルガーデン(2001年9月22日、他)でも吹いているリード奏者の津上研太を中心に、南博(2001年10月29日、2005年6月9日)、やはりONJQや芳垣安洋のエマージェンシーやヴィンセント・アトミクスや山下洋輔グループのベースの水谷浩章(2004年1月21日、2005年2月19日、他)、UA他の外山明(2004年8月20日、他)からなるBOZO。ぼくには、とても王道に感じられる、まっとうなジャズ。用事ありで、途中退出したが。