ブランドン・ロス
2006年9月2日 あっち側を見つつ、かなりこっち側で淡々と語ろうとした実演と言えるだ
ろうか。NYのお洒落な特殊ギタリスト/シンガー(2004年9月7日、20
05年6月8日、同9日)の単独公演は弟分であるツトム・タケイシ(2004
年5月28、同29日。2005年6月8日、同9日)とのデュオ・パフォーマンス
によるもの。それゆえ、エレクトリック・ギターは使わず大小のアコーステ
ィック系ギターを4本並べて用い(でも、ストラップを付けていたギターは弾
かなかったはず)、タケイシもガット・ギターみたいなベースを弾く。単音
使いではあるけれどベース音がギターの音に似ているので、ギターのデュオ
という感覚もそこにはあった。二人とも椅子に座っての演奏でした。
丸の内・コットンクラブ。ファーストとセカンドの両方を見る。やはり、
ヴォーカル・ナンバーは良い。もっと歌ってほしい、とくにこういう簡素な
設定のライヴならば。セカンド・ショウのほうが多少迷宮にもっと入ろうと
したところはあったか。あとセカンドでは、ロスは裸足でステージに登場し
ていた。蛇足だが、今回ロスを見て、実はP-VineレコードのR&B系A&R
のY君にそっくりであることを発見し、口あんぐり……。
ぼくはロスのことを最初、オリヴァー・レイク(2003年11月18、同22
日)のレコードで知った。80年代初頭のころか。その前任者はやはり不思議
な感覚をたっぷりと持つマイケル・グレゴリー(・ジャクソン)だったわけ
で、ロスの演奏や佇まいに触れながら、ぼくは彼のことをすうっと思い出し
たりも。もう10年近く音沙汰がないような気もするが、彼は元気かなあ。な
んだかんだ言ってマイケル・グレゴリーはいろいろとリーダー作を出してい
るが、ぼくのなかで一番印象に残っている彼のアルバムは、84年ごろにアイ
ランドから出したザ・ポリスみたいなポップ・ロック盤『シチュエイション
X』。なんか、あれ妙な切実さがあったんだよなあ。
ろうか。NYのお洒落な特殊ギタリスト/シンガー(2004年9月7日、20
05年6月8日、同9日)の単独公演は弟分であるツトム・タケイシ(2004
年5月28、同29日。2005年6月8日、同9日)とのデュオ・パフォーマンス
によるもの。それゆえ、エレクトリック・ギターは使わず大小のアコーステ
ィック系ギターを4本並べて用い(でも、ストラップを付けていたギターは弾
かなかったはず)、タケイシもガット・ギターみたいなベースを弾く。単音
使いではあるけれどベース音がギターの音に似ているので、ギターのデュオ
という感覚もそこにはあった。二人とも椅子に座っての演奏でした。
丸の内・コットンクラブ。ファーストとセカンドの両方を見る。やはり、
ヴォーカル・ナンバーは良い。もっと歌ってほしい、とくにこういう簡素な
設定のライヴならば。セカンド・ショウのほうが多少迷宮にもっと入ろうと
したところはあったか。あとセカンドでは、ロスは裸足でステージに登場し
ていた。蛇足だが、今回ロスを見て、実はP-VineレコードのR&B系A&R
のY君にそっくりであることを発見し、口あんぐり……。
ぼくはロスのことを最初、オリヴァー・レイク(2003年11月18、同22
日)のレコードで知った。80年代初頭のころか。その前任者はやはり不思議
な感覚をたっぷりと持つマイケル・グレゴリー(・ジャクソン)だったわけ
で、ロスの演奏や佇まいに触れながら、ぼくは彼のことをすうっと思い出し
たりも。もう10年近く音沙汰がないような気もするが、彼は元気かなあ。な
んだかんだ言ってマイケル・グレゴリーはいろいろとリーダー作を出してい
るが、ぼくのなかで一番印象に残っている彼のアルバムは、84年ごろにアイ
ランドから出したザ・ポリスみたいなポップ・ロック盤『シチュエイション
X』。なんか、あれ妙な切実さがあったんだよなあ。