この日と翌日行われる<東京JAZZ>。初日のほうは、ビル・ラズウェル
主導のこのユニットだけをほいっと行って見る。臨海副都心・東京ビッグサイ
ト。会場の音悪いですよおと、昨年行った複数の人から聞かされていたが、サ
マソニの幕張メッセで鍛えられた(?)耳には過剰に違和感を感じず(実は、
かなり改善されたらしい)。実際、会場は似ていて、かなり広い。ビッグサイ
トのほうがちと小綺麗な感じがするけど。会場ではワインのボトルを2500円で
販売していたよう。どんな味だったのか。車で行っていなかったら、間違いな
く購入しているはず。

 フジ・ロックにも出演(2005年7月30日)したラズウェルだったが、こ
っちのほうが予算があったらしく豪華メンバーにて。ベースの彼にプラスして
、かつての彼のセッションの常連であるフォディ・ムサ・スソ(パーカッショ
ン)やアイーヴ・ディエン(パーカッション)、ハミット・ドレイク(ドラム
、2004年5月31日のザ・リヴェレイション・トリオの項参照)、そしてア
ベガス・シオタというキーボード奏者に、ゲストでモルヴェル(2001年9
月28日)が加わる。うーむ、とってもうれしい顔ぶれだが、なんかもぞもぞ
した感じの演奏で、スリルはあまりなかったなあ。残念! が、行ったことを
後悔しないのはぼくがラズウェルのファンだからか。それともどこかに、彼特
有のマイペースなバカヤロ感覚を感じたからか。

 1時間も会場にいないで、とんぼ返り。川崎市主催の多摩川の花火大会に行
く。5、6年ぶりぐらいかな。とっても、良かった。駅周辺の込み具合以外は
余裕たっぷりで、けっこう打ち上げ地点の近くで見られのも嬉しい。周辺の企
業やお店や団体がスポンサーになっているらしく、どこどこの提供ですと打ち
上げる前にいちいちアナウンスされる。まあ、それはしょうがない。でも、最
後のクライマックス部分で音楽とともに花火お楽しみくださいと言って、『タ
イタニック』のテーマ曲やクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を太平楽に
流す(なぜか、洋楽なんだよね)。無音が一番、花火の音と皆の歓声だけでい
いじゃないか。最低。でも、いろんな面で最高に近く、来年も行きたい。そう
いえば、小学生のとき夏休みに絵日記かいてたっけなあ、とちょい昔を思い出
した。花火大会大好きだったことも思い出し、幸せな気持ちになれた。