ザ・JBズ(只今公開中のドキュメンタリー映画「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」にも証言者として弟のメルヴィン・パーカーとともに出てきます。http://43142.diarynote.jp/201606281735457440/)→P- ファンクと黄金のファンク街道を歩み、1980年代後半から大々的にリーダーとして大車輪している、アルト・サックス奏者/シンガー(1999年8月6~8日、1999年10月28日、2001年4月17日、2002年11月19日、2005年9月6日、2007年9月13日、2009年1月21日、2010年2月16日、2010年9月3日、2013年2月2日、2015年7月27日)の2年ぶりの来日公演はビルボードライブ東京。セカンド・ショウ。
メンバーが登場する際、プリンスの「1999」が流される。メイシオはプリンスお気に入りのサックス奏者だったわけで、それは奇異なこととは思えず。具体的な故人についてのコメントなどはなかったが、湿っぽくならないそれでぼくはOKと思えた。
メイシオ・バンドはなかなかに結束が固く、結構固定した顔ぶれでツアーを行なっているが、今回バンドには少し変更あり。まず、バンドはニッキー・グラスピーという女性ドラマーからピーター・マクリーンという御仁にチェンジ。実はマクリーンは、P-Vineが送り出したボストンのファンク・インスト・バンドであるボストン・ホーンズ(2006年11月13日。その渋谷・クラブクアトロ公演はライヴ盤にもなっている)で叩いていた人のよう。新しくはないが、王道のファンク・ドラミングをバッチリできる人であり、バンドはいろんなポケットを持つ演奏を開いていて、にっこり。それから、今回の補助シンガーはかつてアルバムやツアーに入っていた息子のコリー・パーカーと親類だそうなダーリン・パーカーが務める。
ジェイムズ・ブラウンから受けたファンク回路を好奇心旺盛に広げる(その段階で、スライ他のファンク様式やジャズ要素も入り込む)パフォーマンスの内容は過去と同様だが、力はあるし、やはり引きつける。特に、今回長いソロのパートも与えられた長年バンドに在籍するロドニー・スキート・カーティス(ベース)とブルーノ・スペイド(ギター)の力量は賞賛されてしかるべきものと再認識。また、痩せたメイシオはアルト演奏も歌唱も衰えなし。特に、アルトの音色は出色だと思った。
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130313320000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201002171552164447/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
<今日の、本気>
それにしても、メイシオ・パーカーはまことプロ。時々にやりとする場合もあるが、基本は本当に厳しい顔をしてバンド・リーダーの責務を果たそうとしている。彼のちょっとしたディレクションでバンド・サウンドやメンバーたちのステージでの立ち位置やアクションが変わる様はとても面白い。ずっとツアー(しかも、同様の構成員のもと)を重ねているのにもかかわらず、けっこうピリピリしたノリでショウを遂行している様はすごい。そういえば、メイシオが契約する英国のメネイジメントの女性マネイジャーもずっと同じ人だが、彼女のMCは下手くそだなあ。
メンバーが登場する際、プリンスの「1999」が流される。メイシオはプリンスお気に入りのサックス奏者だったわけで、それは奇異なこととは思えず。具体的な故人についてのコメントなどはなかったが、湿っぽくならないそれでぼくはOKと思えた。
メイシオ・バンドはなかなかに結束が固く、結構固定した顔ぶれでツアーを行なっているが、今回バンドには少し変更あり。まず、バンドはニッキー・グラスピーという女性ドラマーからピーター・マクリーンという御仁にチェンジ。実はマクリーンは、P-Vineが送り出したボストンのファンク・インスト・バンドであるボストン・ホーンズ(2006年11月13日。その渋谷・クラブクアトロ公演はライヴ盤にもなっている)で叩いていた人のよう。新しくはないが、王道のファンク・ドラミングをバッチリできる人であり、バンドはいろんなポケットを持つ演奏を開いていて、にっこり。それから、今回の補助シンガーはかつてアルバムやツアーに入っていた息子のコリー・パーカーと親類だそうなダーリン・パーカーが務める。
ジェイムズ・ブラウンから受けたファンク回路を好奇心旺盛に広げる(その段階で、スライ他のファンク様式やジャズ要素も入り込む)パフォーマンスの内容は過去と同様だが、力はあるし、やはり引きつける。特に、今回長いソロのパートも与えられた長年バンドに在籍するロドニー・スキート・カーティス(ベース)とブルーノ・スペイド(ギター)の力量は賞賛されてしかるべきものと再認識。また、痩せたメイシオはアルト演奏も歌唱も衰えなし。特に、アルトの音色は出色だと思った。
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130313320000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201002171552164447/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
<今日の、本気>
それにしても、メイシオ・パーカーはまことプロ。時々にやりとする場合もあるが、基本は本当に厳しい顔をしてバンド・リーダーの責務を果たそうとしている。彼のちょっとしたディレクションでバンド・サウンドやメンバーたちのステージでの立ち位置やアクションが変わる様はとても面白い。ずっとツアー(しかも、同様の構成員のもと)を重ねているのにもかかわらず、けっこうピリピリしたノリでショウを遂行している様はすごい。そういえば、メイシオが契約する英国のメネイジメントの女性マネイジャーもずっと同じ人だが、彼女のMCは下手くそだなあ。