まだ半分しか過ぎていないが、今年の日本人ジャズ・マンのアルバムでこりゃ出色だと思わせたのが、ピアニストの佐藤浩一(2014年10月22日)の『Melancholy of a Journey』(Song X Jazz)だ。チェロやクラリネット(一部は、バスクラ)を含む変則編成(かつてのチコ・ハミルトンのそれから薫陶を受けているよう)のもと流動性の高い絵画的風景を綴る様はまこと清新。一部はブラジルやアルゼンチンのジャジーな担い手の音楽の手触りとも重なる部分がある。そして、この晩は同作リリースをフォロウする公演。新宿・ピットイン。
クラリネットの土井徳浩(2015年4月24日)、エレクトリック・ギターの市野元彦(2014年10月22日)、チェロの伊藤ハルトシ、コントラバスの千葉広樹(2014年10月22日)、ドラムの則武諒。『Melancholy of a Journey』とまったく同じ奏者によるパフォーマンス。ゆったり、ひたひたと楽器音が交錯し、流れていく。ときに、市野の主導でやんわり刺が入れられる場合もある。佐藤のピアノは腹八分目というか、弾きすぎず、場を整えていくような演奏を示し、それだけで王道とは異なるジャズを求めていることが分かる。そして、その指針は構成員たちにも通底。かなり作曲に力が入れられた集団表現と言うこともでき、皆んな前には譜面を置いていた。
アルバム収録曲は当然のこと、未発表曲や新曲もいろいろ披露。佐藤はこのユニットに二管を加えたグループで、この11月中旬に持たれるかわさきジャズ(旧名、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき)に出演するという。また、彼はレニー・トリスターノをやるトリオ(Cool Jazz Project)も持ち、8月16日に新宿ピットインの昼の部に出演する。
▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
▶︎過去の、土井徳浩
http://43142.diarynote.jp/201504271015006453/
▶︎過去の、市野元彦
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
▶︎千葉広樹
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
<今日の、帰り道>
20時から始まり、休憩を挟んで、2ショウ。ピットインのライヴは終わると、だいたい23時近くにはなる。ライヴ終了後、副都心線の新宿三丁目駅(これができて、ピットインにはたいそう行きやすくなったナ)までの道すがら、半オープンな立ち飲み屋的店舗がいろいろ並んでいることを再確認。ここのところ、夜はけっこう涼しいし、お客さん皆んな楽しそうだな。寄り道したくなる。が、夜半に重要な電話をしなくてはいけなかったので、直帰。今期初めてビーサンを履いてお出かけした夜……。
クラリネットの土井徳浩(2015年4月24日)、エレクトリック・ギターの市野元彦(2014年10月22日)、チェロの伊藤ハルトシ、コントラバスの千葉広樹(2014年10月22日)、ドラムの則武諒。『Melancholy of a Journey』とまったく同じ奏者によるパフォーマンス。ゆったり、ひたひたと楽器音が交錯し、流れていく。ときに、市野の主導でやんわり刺が入れられる場合もある。佐藤のピアノは腹八分目というか、弾きすぎず、場を整えていくような演奏を示し、それだけで王道とは異なるジャズを求めていることが分かる。そして、その指針は構成員たちにも通底。かなり作曲に力が入れられた集団表現と言うこともでき、皆んな前には譜面を置いていた。
アルバム収録曲は当然のこと、未発表曲や新曲もいろいろ披露。佐藤はこのユニットに二管を加えたグループで、この11月中旬に持たれるかわさきジャズ(旧名、モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき)に出演するという。また、彼はレニー・トリスターノをやるトリオ(Cool Jazz Project)も持ち、8月16日に新宿ピットインの昼の部に出演する。
▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
▶︎過去の、土井徳浩
http://43142.diarynote.jp/201504271015006453/
▶︎過去の、市野元彦
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
▶︎千葉広樹
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
<今日の、帰り道>
20時から始まり、休憩を挟んで、2ショウ。ピットインのライヴは終わると、だいたい23時近くにはなる。ライヴ終了後、副都心線の新宿三丁目駅(これができて、ピットインにはたいそう行きやすくなったナ)までの道すがら、半オープンな立ち飲み屋的店舗がいろいろ並んでいることを再確認。ここのところ、夜はけっこう涼しいし、お客さん皆んな楽しそうだな。寄り道したくなる。が、夜半に重要な電話をしなくてはいけなかったので、直帰。今期初めてビーサンを履いてお出かけした夜……。