三鷹公会堂で、アイルランドの4人組に津軽三味線奏者が加わる出し物を見る。

 一部は、ウィ・バンジョー・スリー(2015年12月5日)のみの出演。今、ツアー先で即売CDがばんばん売れて、本国から急遽物販用CD を送ってもらったということだが、<伝統を受けた確かな技>と<まっとうな音楽哲学>と<イケてるエンターテインメント性>と<ナイスなキャラクター>を併せ持つ彼らのパフォーマンスに触れると、それもさもあえりなん。そうしたいろいろな魅力の重なりは門外漢にも多大な取っ付きやすさや高揚を与えると思う。ヴォーカル曲で彼らは全員でコーラスをするが、リード・ヴォーカルは一番若いギター君が通る声で取っていた。彼は独身なようで、「日本人の奥さんをさがしています」みたいなMCもあり。好漢度100パーセント、今回の初来日ツアー大好評を受け、彼らはこれから何度も来日するようになるのではないか。

 2部は海外公演も多い津軽三味線マスターの上妻宏光(2002 年5月13日、2004年2月3日)のソロからスタート。1973年生まれということなので40代になっているはずだが、若く見えるな。その後は、5人で重なり、アイルランド 勢からは「ボクたちはウィー・バンジョー・フォーです」というMCもなされる。双方のトラッドをやるなか、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」派生のリチャード・ロジャース作のスタンダード「マイ・フェヴァリット・シングス」も合奏。それ、上妻のレパートリーなのかな。ともあれ、弦楽器は友達なり。リハのとき、ウィ・バンジョー・スリーはさぞや三味線に興味を持ったに違いない。

▶過去の、ウィ・バーンジョー・スリー
http://43142.diarynote.jp/201512091352434769/
▶過去の、上妻宏光
http://43142.diarynote.jp/200402051853580000/


<今日の、おっちょこちょい>
 会場案内のHPに駅から1.2キロで徒歩15分と記載されており、道も太い道を一直線であったので、三鷹駅から歩く。ちょい余裕を持って駅についたしね。でも、でも。んん? あれれ。歩いても歩いても会場に着かない。思わず、途中の大きなスーパーの前にいた警備員のおじさんに、この道でいいのかと尋ねてしまった。結局、30分強歩いたな。なんだよ〜、公的施設のくせに悪徳不動産屋もびっくりの虚偽表記しやがって。後からもう一度、HPを引いたら、それは三鷹芸術文化センターのもの(ちょい紛らわしい案内の表記の仕方がなされてはいまいか?)で、公会堂のほうは徒歩は無理と判断しているのかバスによる行き方しか記載されていなかった。そんな距離を歩いてしまった自分がなんか誇らしく思えた(かな?)。