アロルド・ロペス・ヌッサ・トリオ。ロイ・エアーズ
2014年7月19日 音楽 人気英国人DJであるジェイルズ・ピーターソン(1999年5月21日、2002年11月7日、2004年1月16日、2008年9月18日、2012年9月13日、2013年11月1日)のキューバ音楽紹介盤『Havana Cultura』(ブラウンズウッド、2009年)に入っていたり、米国人ジャズ・ヴァイブラフォン奏者のステフォン・ハリス(2010年5月30日、2011年12月17日)と在NYプエルトリコ出身テナー・サックス奏者であるダヴィッド・サンチェス(2003年8月1~2日、2010年1月27日、2011年12月17日)と米国人オレ様トランパッターのクリスチャン・スコット(2008年7月23日、2008年9月10日、2009年1月31日、2009年9月15日、2010年9月3日、2011年12月17日)の三頭キューバ録音プロジェクト盤『ナインティ・マイルズ』(コンコード、2011年)に名前を見せてもいる、キューバ人ピアニストがリーダーとなるピアニスト公演を丸の内・コットンクラブで見る。
そのアロルド・ロペス・ヌッサのおじさんはキューバの実力派のイケ面ピアニストであるエルナン・ロペス・ヌッサ。今回同行のドラマーは弟のアドリアン・ロペス・ヌッサで、彼も兄と一緒に上出のアルバムに参加している。結構力づくで叩く彼は1曲兄とのデュオの際は、カホーンを叩いた。ベーシストのホルヘ・サワ・ペレスは5弦のエレクトリク・ベースを弟の一生懸命具合と対照を成すようにやる気なさそうに弾く。その様、ぼくには受けた。横のほうにアコースティック・ベースも寝かせてあったが、一切弾かず。縦を弾いた回もあったのだろうか?
1曲目の初っぱなのピアノ音のスコーンと広がる感覚におおっ。なんか、いつものここの響きと違うみたい? もうちょっと変なほうにぐりっと行ってと思わなくもないが、ラテンがどきこか下敷きにある、達者なジャズ流儀の指さばきを披露する。兄と弟は小さいころからずっと一緒にやっていたのだろう、阿吽の呼吸的な息の合い方を見せる。アロルド・ロペス・ヌッサは、一部電気キーボードも控え目に使うが、それは用いなくても印象は変わらなかったかな。
▶過去の、ピーターソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200401160000000000/
http://43142.diarynote.jp/200809191051472579/
http://43142.diarynote.jp/201209191239346073/
http://43142.diarynote.jp/201311021703148497/
▶過去の、ハリス
http://43142.diarynote.jp/201006071814015815/
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
▶過去の、サンチェス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/201001291747164620/
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
▶過去の、スコット
http://43142.diarynote.jp/200807241546500000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080910
http://43142.diarynote.jp/200902030206339619/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/?day=20100903
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
そして、六本木・ビルボードライブ東京に移動して、ヴェテランのヴァイブラフォン奏者(2000年3月23日、2002年8月11日2004年3月10日2008年7月10日)のグループ+の出し物を見る。
歌い電気ヴァイブラフォンをぼちぼち弾く当人に加え、シンガー(ちょいラップも)、キーボード奏者(けっこう、ソロ・パートを与えられていたが、どれもけっこう同じに聞こえる)、ベーシスト、ドラマーという編成。ソウル味フュージョンやアーバン・ソウル(インコグニートや黒田卓也も取り上げた「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」はやはり名曲なり)を聞かせるわけだが、どこかクラブ・ミュージック愛好者にもアピールする味を持っているのが強み。じっさい、客はエアーズが再評価を受けて以降に彼のことを知った層だろう。そして、途中からはア・トライヴ・コールド・クエスト(ATCQ)のDJ/クリエイターであるアリ・シャヒード・ムハマドも加わる。ATCQというとまずQティップ(2005年8月13日)の名が出るが、彼もいい感じに見えたな。今、DJというとPC音/トラック出し担当者という感じの人も少なくないが、彼はキュルキュルとターンテブルをきっちり扱う。うふふとなれますね。なんか、彼の娯楽プロジェクトのルーシー・パールを家に帰ったら聞きたいという気持ちも、終盤ムクムク。
▶過去の、エアーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20080710
▶過去の、Q・ティップ
http://43142.diarynote.jp/200508152007550000/
<続く、悲報>
今年もやってきている、ホワイト・ブルース・マンのジョニー・ウィンター(2011年4月13日、2012年5月27日、2014年4月18日)が楽旅先のスイスで亡くなったというニュースが流れる。享年、70歳。医者が同行してのツアーであり、彼やスタッフらに見守られて息を引き取ったよう。音楽家としては、誇り高き死と言うことができるかもしれない。彼と弟のエドガーはアルピノであるため早死にする定めにあり、それゆえその演奏は鬼気迫るという言い方も昔はされたっけ。かつての宣伝文句はけっこう、エグかった。、晩年、日本という、温かく迎えられる土地を知ることができたのは良かった。完成したと伝えられる彼を扱った映画は追悼作として公開されるのか……。
▶過去の、ウィンター
http://43142.diarynote.jp/201104142210374126/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120527
http://43142.diarynote.jp/201404191144475668/
そのアロルド・ロペス・ヌッサのおじさんはキューバの実力派のイケ面ピアニストであるエルナン・ロペス・ヌッサ。今回同行のドラマーは弟のアドリアン・ロペス・ヌッサで、彼も兄と一緒に上出のアルバムに参加している。結構力づくで叩く彼は1曲兄とのデュオの際は、カホーンを叩いた。ベーシストのホルヘ・サワ・ペレスは5弦のエレクトリク・ベースを弟の一生懸命具合と対照を成すようにやる気なさそうに弾く。その様、ぼくには受けた。横のほうにアコースティック・ベースも寝かせてあったが、一切弾かず。縦を弾いた回もあったのだろうか?
1曲目の初っぱなのピアノ音のスコーンと広がる感覚におおっ。なんか、いつものここの響きと違うみたい? もうちょっと変なほうにぐりっと行ってと思わなくもないが、ラテンがどきこか下敷きにある、達者なジャズ流儀の指さばきを披露する。兄と弟は小さいころからずっと一緒にやっていたのだろう、阿吽の呼吸的な息の合い方を見せる。アロルド・ロペス・ヌッサは、一部電気キーボードも控え目に使うが、それは用いなくても印象は変わらなかったかな。
▶過去の、ピーターソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm
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▶過去の、ハリス
http://43142.diarynote.jp/201006071814015815/
http://43142.diarynote.jp/201112201159168538/
▶過去の、サンチェス
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▶過去の、スコット
http://43142.diarynote.jp/200807241546500000/
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そして、六本木・ビルボードライブ東京に移動して、ヴェテランのヴァイブラフォン奏者(2000年3月23日、2002年8月11日2004年3月10日2008年7月10日)のグループ+の出し物を見る。
歌い電気ヴァイブラフォンをぼちぼち弾く当人に加え、シンガー(ちょいラップも)、キーボード奏者(けっこう、ソロ・パートを与えられていたが、どれもけっこう同じに聞こえる)、ベーシスト、ドラマーという編成。ソウル味フュージョンやアーバン・ソウル(インコグニートや黒田卓也も取り上げた「エヴリバディ・ラヴズ・ザ・サンシャイン」はやはり名曲なり)を聞かせるわけだが、どこかクラブ・ミュージック愛好者にもアピールする味を持っているのが強み。じっさい、客はエアーズが再評価を受けて以降に彼のことを知った層だろう。そして、途中からはア・トライヴ・コールド・クエスト(ATCQ)のDJ/クリエイターであるアリ・シャヒード・ムハマドも加わる。ATCQというとまずQティップ(2005年8月13日)の名が出るが、彼もいい感じに見えたな。今、DJというとPC音/トラック出し担当者という感じの人も少なくないが、彼はキュルキュルとターンテブルをきっちり扱う。うふふとなれますね。なんか、彼の娯楽プロジェクトのルーシー・パールを家に帰ったら聞きたいという気持ちも、終盤ムクムク。
▶過去の、エアーズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200403101442170000/
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▶過去の、Q・ティップ
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<続く、悲報>
今年もやってきている、ホワイト・ブルース・マンのジョニー・ウィンター(2011年4月13日、2012年5月27日、2014年4月18日)が楽旅先のスイスで亡くなったというニュースが流れる。享年、70歳。医者が同行してのツアーであり、彼やスタッフらに見守られて息を引き取ったよう。音楽家としては、誇り高き死と言うことができるかもしれない。彼と弟のエドガーはアルピノであるため早死にする定めにあり、それゆえその演奏は鬼気迫るという言い方も昔はされたっけ。かつての宣伝文句はけっこう、エグかった。、晩年、日本という、温かく迎えられる土地を知ることができたのは良かった。完成したと伝えられる彼を扱った映画は追悼作として公開されるのか……。
▶過去の、ウィンター
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