ほんわか〜。まるっきり寛いだなかで、人が重なり合う感覚100%の淡々ポップスが次々に送り出される。

 オランダ洒脱ポップ職人たるベニー・シングス周辺者6人が集まったプロジェクト・バンドであるウィル・メイク・イット・ライトの新作が相当にいい出来なので、これは見に行かなくてはと思った。それ、いろいろなベニー・シングス関連盤の中、一番ロックに対する知識が溢れ、かつ一皮むいたところで微妙に歪んでいたりする部分があり、度を超えた妙味を覚えてしまったのだ。そんな魅力を持つウィル・メイク・イット・ライトは、なんかジャザノヴァ関係者におけるシーフ表現みたい(2009年8月25日、参照)と言えるかも。

 六本木・ビルボードライブ東京。ステージ上には、自然体の男性5人/女性1人のミュージシャン。ベース、ピアノ、ギター、管楽器、ドラム、DJなどを基本の持ち楽器としつつも、けっこう彼らは楽器を持ち替えるし、リード・ヴォーカルもいろいろ変わり、コーラスも和気あいあい。そして、そこから、さりげなくもいい感じの、含みと歌心あるポップ・ロック表現がすうっと沸き上がる。やはり、ある種の名人芸があるかな。楽器を持ち替えるバンドに駄目なバンドはいない。その説は見事に今回も証明されました。

<今日のPC>
 ぼくは2台のPC(マック・ブックとiブック・G4)を机に並べて、仕事をしている。気分によって、原稿を書く方とネットを見るほうを使い分けている。また、平行して書いている原稿を、それぞれに振ることもある。メールはどっちも使う。前にも書いたことがあるが、ぼくは乱暴モノでキーを強く叩くため、キーボードのキーが破損しちゃう。ともに、1〜2箇所。ながら、欠けていても、その部分を強く押すと反応する。なんとかなってマス。が、ぼくのPCのキーボードを見ると他の人はギョッとするし、この文を見ただけでも困惑を覚える人がいるだろうな。今、片方のPCのスペース・キーにヒビが見られるようになった。なるがままに。もー暑いしぃ〜、どーでもいいや。