直枝政広(ヴォーカル、ギター)と太田譲(ベース、ヴォーカル)の二人になった日本人ロック・バンド(2003年10月3日、2004年12月12日、2006年4月14日)の新作『Velvet Velvet』はとんでもない傑作。とにかく、曲が含蓄豊かで出来が良い。で、ときに技ありで開かれた総体は、70年代から洋楽を聞いている者にとっては甘美さを口惜しいぐらい与えてくれる魔法のドロップみたい作品に仕上がっているのだ。と、書くと、少し後ろ向きな所を持つと思う人もいるかもしれないが、その一方で、前を見た意欲や迸りや発展の種ようなものも随所に埋め込まれていて、おおいに鼓舞されちゃうのだから! 祝日だし、家にいたい気持ちはなくはなかったが、こりゃ見なきゃと、渋谷・O-ウェストへ。
男性キーボード奏者と女性ドラマーをサポートに迎えて正々堂々、太い姿勢と質感たっぷりの実演を繰り広げる。新曲はもちろん、たぶん過去の代表曲もやったろう、そのショウはほぼ3時間。ひえ〜。もう、正の日本人のロックを堪能しまくりました。
会場で会った知人と流れた先で、どうしてあのドラマーを起用しているかというのが少し話題にのぼる。グルーヴがあまりないのと、音楽経験値の不足(たとえば、ザッパぽいインストでドラムが叩き込むときに、それがおこすカタルシスを理解していないから、譜割りでは間違ってなくてもなんかダイナミズムとパッションが欠けちゃう)は明らかだから。ちゃんと叩く人ではあるんだけど、最高峰のことをやっているから、こちらも高い目で見ちゃうのだ。男だけでやるより心が和むからかとか、女性コーラスがほしいからかとか、いろいろ見解が出ましたが。そういやあ、大学1年のとき学祭用にバンドを組んだ際、同じサークルにいたラモーンズしか叩けない女性ドラマーに入ってもらったんだけど(マミちゃん、元気ですかあ?)、リトル・フィートみたいなビート叩けとか無茶な要求したっけなー。
いやー。年末、いろいろ忙しい。このブログ原稿のアップはずっとほうっておいたが、生業の原稿はちゃんとこなし、締め切りもたぶん破っていないんじゃないかな。オレは偉い。と、最後に自画自賛。自分でおだてて、木に登りマース。
男性キーボード奏者と女性ドラマーをサポートに迎えて正々堂々、太い姿勢と質感たっぷりの実演を繰り広げる。新曲はもちろん、たぶん過去の代表曲もやったろう、そのショウはほぼ3時間。ひえ〜。もう、正の日本人のロックを堪能しまくりました。
会場で会った知人と流れた先で、どうしてあのドラマーを起用しているかというのが少し話題にのぼる。グルーヴがあまりないのと、音楽経験値の不足(たとえば、ザッパぽいインストでドラムが叩き込むときに、それがおこすカタルシスを理解していないから、譜割りでは間違ってなくてもなんかダイナミズムとパッションが欠けちゃう)は明らかだから。ちゃんと叩く人ではあるんだけど、最高峰のことをやっているから、こちらも高い目で見ちゃうのだ。男だけでやるより心が和むからかとか、女性コーラスがほしいからかとか、いろいろ見解が出ましたが。そういやあ、大学1年のとき学祭用にバンドを組んだ際、同じサークルにいたラモーンズしか叩けない女性ドラマーに入ってもらったんだけど(マミちゃん、元気ですかあ?)、リトル・フィートみたいなビート叩けとか無茶な要求したっけなー。
いやー。年末、いろいろ忙しい。このブログ原稿のアップはずっとほうっておいたが、生業の原稿はちゃんとこなし、締め切りもたぶん破っていないんじゃないかな。オレは偉い。と、最後に自画自賛。自分でおだてて、木に登りマース。