18時からのインタヴューのため最寄りの六本木駅に降りたら、だっせえ(ROPPONGIという電飾が各ポールごとに付けられる)電飾が通り沿いに延々付けられている。なんか成金趣味というか。それなりにはお金をかけているんだろうから、もっと趣味のいいものにすればいいのに。余計に、六本木が嫌いになる。その後、丸の内・コットンクラブに向かう。一番早く着く手段としてタクシーに乗ったものの、途中のお堀周辺はそこそこな渋滞。ちぇっ。皇居前の広場の横を通るとテントが沢山設営されていたが、そうか明日はお誕生日なのね。丸の内に入ると、かつて大規模な電飾がほどこされ年末は名所的な扱いを受けていた通りの木々にシンプルな電飾が付けられていた。それでも、綺麗。地下鉄ではなく地上の通りを行くと、いろいろなことが発見できるな。もともとクリスマス・シーズンを街頭の木々などを飾って祝うというのは海外のやり口だと思うが、いまや日本でもそうした街中電飾は師走の風物詩と言えるのか。

 だいぶ遅刻しちゃったものの、コットンクラブ(ファースト・セット)でニコール・ヘンリー(2008年4月25日、2009年11月18日)。今回は、マイアミ在住の奏者で組まれた自分付きのピアノ・トリオをサポートにおいての実演。ぼく、彼女のファンです。時節柄、クリスマス・ソングも披露。彼女のショウには控え目ながらとても趣味の良いイルミネーションが付けられていた、と書いておきましょうか。終演後、忘年会に向かう。だいぶ、肝臓つかれぎみ。けっこう知らない人もそこにはいたが、気をつかいたくなかったので、知っている人とだけ話す。人間、そういうときもあるサ。素直に電車がある時間においとましたのだが、途中乗り換え地点の渋谷でつかまる。むにゃむにゃ。夜半にタクシーに乗ったら、今日が忘年会のピークなんですってねと、運転手さんから先日と同じようなことを言われる。うぬ、師走じゃ。