南青山・月見ル君想フ。ナスノミツルをホストとする出し物。会場入り
すると、ちょうど、ナスノ・ミツル、大友良英、中村達也のトリオ演奏が始
まったところ。ロック・ビート基調のセッション。ちょいノー・ニューヨー
クふう、とも言えるか。こういうときの演奏の場合、大友は椅子に座らず立
って演奏してほしいな。入院明けのようだが、すで海外公演にも行っている
し、毎度座るというのが彼の流儀なんだろうけど。流動性の高い長めのを1
曲と、短めのを2曲やったけか。出演者紹介のとき、中村達也の声援が一番
大きい。その後、この3人の前にナスノと絡んだ0ptrumの二人が出てきて5
人で演奏。ツイン・ドラムなり。うち、中央に立つ伊東篤宏が操るオプトロ
ンという装置は不思議。眩しい光を発する蛍光管を横に持ち右手と足エフェ
クターでアクセント音を光効果とともに出していく(進場一郎のドラム・キ
ットも光を発する)。昨日のアイの楽器でも思ったが、アート・リンゼーの
12弦ギターみたい(一切チューニングせず、効果音的にビートに合わせカッ
ティングし、全体表現に異化作用をもたらす)なもんだと思う。