ザ・レイモンド・マクドナルド・トーキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
2005年11月28日 グラスゴーを根城に欧州一円で活躍するアルト・サックス奏者(ロル・コ
クスヒル:2002年6月27日、なんかとも懇意にしている)が、日本人ジャ
ズ・マンを使って自らの表現を展開しますという出し物。田村夏樹/藤井
郷子夫妻がコーディネイトしたようだ。新宿・ピットイン。
当日2時間のリハをするだけでパフォーマンスに臨んだようだが、構成さ
れた部分もうまく織り込んでの、とても的をいたフリー・ジャズ・オーケス
トラ表現を聞かせる。いろんな、風があった。マクドナルドは随所で合図を
出し、ときに皆の前に立ち指揮をする。やっていたのは、すべて彼の曲なん
だろう。彼に加え、松本健一/木村昌哉(テナー)、田村/辰巳光秀(トラ
ンペット)、中尾勘二(アルト、クラリネット)、八木美知依(筝)、加藤
崇之/臼井康浩(ギター)、藤井郷子(ピアノ)、伊藤啓太(ベース)、豊
住芳三郎(ドラム)という顔ぶれ。てな変則編成もどういうやりとりで決ま
ったのか考えると楽しくなるとともに、実現までの生理的な手間の掛かり具
合は相当なものだろうとも察し、重さも感じる。でも、表現に対する澄んだ
気持ちは国籍をはじめ、様々な壁を超える。話はズレるが、ドラマーの豊住
芳三郎はぼくのなかでは伝説が少し入っている人。もっと顔がしわくちゃに
なってだらしなくなるとアインシュタインに似てくるだろうナ、なんて彼を
見ながら思った。
聞く層は限定されるだろうが、大人の涼しい顔した悪魔表現としてあって
しかるべきのもの。ずんぐりむっくりの禿あたま気味のマクドナルドはつた
ないMCとか聞いても、本当に人の良さそうな人。だが、そんな彼が一度音
楽に立ち向かうと、こんなことをやってしまうという事実。いやあ、人間っ
て面白い。音楽って素晴らしい。こんな人が育ったところに、中村俊輔は住
んでいるのだナ。
クスヒル:2002年6月27日、なんかとも懇意にしている)が、日本人ジャ
ズ・マンを使って自らの表現を展開しますという出し物。田村夏樹/藤井
郷子夫妻がコーディネイトしたようだ。新宿・ピットイン。
当日2時間のリハをするだけでパフォーマンスに臨んだようだが、構成さ
れた部分もうまく織り込んでの、とても的をいたフリー・ジャズ・オーケス
トラ表現を聞かせる。いろんな、風があった。マクドナルドは随所で合図を
出し、ときに皆の前に立ち指揮をする。やっていたのは、すべて彼の曲なん
だろう。彼に加え、松本健一/木村昌哉(テナー)、田村/辰巳光秀(トラ
ンペット)、中尾勘二(アルト、クラリネット)、八木美知依(筝)、加藤
崇之/臼井康浩(ギター)、藤井郷子(ピアノ)、伊藤啓太(ベース)、豊
住芳三郎(ドラム)という顔ぶれ。てな変則編成もどういうやりとりで決ま
ったのか考えると楽しくなるとともに、実現までの生理的な手間の掛かり具
合は相当なものだろうとも察し、重さも感じる。でも、表現に対する澄んだ
気持ちは国籍をはじめ、様々な壁を超える。話はズレるが、ドラマーの豊住
芳三郎はぼくのなかでは伝説が少し入っている人。もっと顔がしわくちゃに
なってだらしなくなるとアインシュタインに似てくるだろうナ、なんて彼を
見ながら思った。
聞く層は限定されるだろうが、大人の涼しい顔した悪魔表現としてあって
しかるべきのもの。ずんぐりむっくりの禿あたま気味のマクドナルドはつた
ないMCとか聞いても、本当に人の良さそうな人。だが、そんな彼が一度音
楽に立ち向かうと、こんなことをやってしまうという事実。いやあ、人間っ
て面白い。音楽って素晴らしい。こんな人が育ったところに、中村俊輔は住
んでいるのだナ。