スピリチュアライズド
2012年12月12日 音楽 スペースメン3派生の、ジェイソン・ピアース率いる20年のキャリアを持つ英国妄想飛躍ロック・バンド。あれ、過去にも見ているはずなんだけど、書き留めたものを見つけられない。渋谷・O-イースト。過去、ゴスペル引用などもしたことがある彼らだが、バンドにプラスして黒人女性歌手を2人コーラスとして置く。演奏部にもおおいに留意し〜あんなにソニック・ユース(2007年4月20日、他)状態になるところあったっけか〜、じわじわと歌心という名の綾を紡ぎだして行くような実演を淡々と披露していく。
いかにも英国的なサイケデリック感覚を持つ彼らではあるが、今回そこここからアメリカのロック愛好/影響の様が見えたのはぼくだけか。だって、ザ・バンドを思わす曲もあったし、けっこうグレイトフル・デッドっぽいというギター演奏やキブンの広がりが認められたりもしたもの。また、米国土着R&R的なリフを基調とする曲が散見され、ジョー・ウォルッシュ(2011年3月5日)の「ロッキー・マウンテン・ウェイ」やザ・ビートルズ(まあ、彼らは英国バンドだが)の「アイヴ・ガッタ・フィーリング」を思い出させる曲もあった。本編最後はインスト曲だったのだが、それは映像の使い方も含めて、かなりROVO(2006年12月3日、他)を想起させる。それを認知し、ROVOは“テクノ・ミュージック時代のデッド”という捉え方もできるのかと思った。と、いくつかのバンドの名前を引き合いに出したが、それはスピリチュアライスドが真似っぽいことをやっているということではない。いろんなものを消化した(それは想起を誘う)うえで、彼らは自分たちならではの超然とした風景を描いている。示唆の膨大な実演はとてもうれしい。
<今日の、初めて>
パフォーマンスを50分弱やったところで、フロント・マンのピアースがギター・テックの返事をギターをつま弾きながら少し待ち、耳打ちされると、さっとステージから下がってしまった。それを見て他のメンバーもアレレという感じで、ステージから降りる。で、客放置の、空白の4、5分。そして、また出て来て、何事もなかったように、なんらコメントもなく(他もMCナシ。曲間のとき、一言「静か」と発したっけ?)、ショウはまた進む。あれ、なんだったんだろう。大人っぽい感じも持つピアースだが、尖ったアーティストが持ちがちな突発的行為? 少し、ドギマギしちゃいました。そんなこと、初めて体験するような。
いかにも英国的なサイケデリック感覚を持つ彼らではあるが、今回そこここからアメリカのロック愛好/影響の様が見えたのはぼくだけか。だって、ザ・バンドを思わす曲もあったし、けっこうグレイトフル・デッドっぽいというギター演奏やキブンの広がりが認められたりもしたもの。また、米国土着R&R的なリフを基調とする曲が散見され、ジョー・ウォルッシュ(2011年3月5日)の「ロッキー・マウンテン・ウェイ」やザ・ビートルズ(まあ、彼らは英国バンドだが)の「アイヴ・ガッタ・フィーリング」を思い出させる曲もあった。本編最後はインスト曲だったのだが、それは映像の使い方も含めて、かなりROVO(2006年12月3日、他)を想起させる。それを認知し、ROVOは“テクノ・ミュージック時代のデッド”という捉え方もできるのかと思った。と、いくつかのバンドの名前を引き合いに出したが、それはスピリチュアライスドが真似っぽいことをやっているということではない。いろんなものを消化した(それは想起を誘う)うえで、彼らは自分たちならではの超然とした風景を描いている。示唆の膨大な実演はとてもうれしい。
<今日の、初めて>
パフォーマンスを50分弱やったところで、フロント・マンのピアースがギター・テックの返事をギターをつま弾きながら少し待ち、耳打ちされると、さっとステージから下がってしまった。それを見て他のメンバーもアレレという感じで、ステージから降りる。で、客放置の、空白の4、5分。そして、また出て来て、何事もなかったように、なんらコメントもなく(他もMCナシ。曲間のとき、一言「静か」と発したっけ?)、ショウはまた進む。あれ、なんだったんだろう。大人っぽい感じも持つピアースだが、尖ったアーティストが持ちがちな突発的行為? 少し、ドギマギしちゃいました。そんなこと、初めて体験するような。