少年ナイフ。カーネーション
2012年12月8日 音楽 少年ナイフという大阪の女の子バンドがいて、海外では大人気なんだよという話を聞いたのはいつごろか。ものすごい、昔のように感じる。ソニック・ユース他らによるトリビュート・アルバムも出ている彼女たちだが、いわゆるグランジ/オルタナ・ロック以降の日本人バンドとしてはトップ級に海外にその名を轟かせたバンドでありますね。1990年代はヴァージンやMCAといった海外メジャーからアルバムをリリースした彼女たちだが、すでにグループを組んで30年越え(のよう)。オリジナル・メンバーはギターとリード・ヴォーカルの山野直子だけのようだが、いまだちゃんと元気に活動しているのは本当にすごい。今年も欧米やアジアをいろいろ回って、日本に戻ってきたようだ。
渋谷・ラッシュ。あまり広い会場ではないだけにかなり混んでいる。当然、外国人もちらほら。実は、ぼくは今回はじめて、ちゃんと彼女たちのライヴを見る(はず)。なるほど、アルバムと同様に、屈託のない、ポップでパンクなギター・ロックをやる。あっけらかん、すっこんと抜けている。日本人のぼくにはやはり決定的な良さを覚えられないところもあるが、外国人には魅力的に映るのも分らなくはない。とにかく、快活で陽性で可愛らしく、いまだ弾けた印象があるのは立派だ。MCもイヤじゃない。
1時間見て、同じく渋谷のwwwに移動し、カーネーション(2012年6月1日、他)を見る。おなじみの直枝政広(歌、ギター)と大田譲(ベース、歌)の2人を、キンモクセイにいた張替智広(キーボード)とジャズ出身の藤井学(ドラム)がサポート。15枚目となる新作『SWEET ROMANCE』の曲、その他を悠々と披露して行く。MCによれば、新作収録曲は全部やったようだ。
15本続いたらしいツアーの最終日となるこの日は梅津和時(アルト、ソプラノ・サックス)、小貫早智子(ヴォーカル)、大谷能生(アルト・サックス、ラップ)らが曲により加わる。あと、ギタリストが混ざった曲もあった。今回、トッド・ラングレンぽいと思わせられた箇所が何度か。ともあれ、知識と技と歌心が濃密に解け合う、大人の日本語のロックを送り出していたのは間違いない。
最後に、直枝に賞賛と苦言を一つづつ。親指を立てたいのは、あらゆる曲をエレクトリック・ギターでやっていること。本当だったら生ギターが映えるような静か目の曲でも、彼はエレキで通す。ぼく、生ギター=フォーク(←嫌い)という歪んだイメージがあるので、それには喝采。ゴー・ゴー、ロッカー直枝! ダメだと思うのは、譜面台を置いてやっていること。おそらく歌詞を見るためにおいていると思うのだが、それはぜんぜんロックじゃない。歌詞なんか、間違ったっていいじゃん、自分の曲なんだから。暴言、いや失敬。
<今日の、混雑>
山手線の内側にあるラッシュから、外にあるwwwに行くときに、センター街を通ったのだが、ものすごーく混んでいてびっくり。まるで、初詣のためにここを歩いているのかと思えたほど? 帰りも混んでいた。パねえ、ウィークエンドの渋谷。師走であることも、混雑を助長しているのかな。
渋谷・ラッシュ。あまり広い会場ではないだけにかなり混んでいる。当然、外国人もちらほら。実は、ぼくは今回はじめて、ちゃんと彼女たちのライヴを見る(はず)。なるほど、アルバムと同様に、屈託のない、ポップでパンクなギター・ロックをやる。あっけらかん、すっこんと抜けている。日本人のぼくにはやはり決定的な良さを覚えられないところもあるが、外国人には魅力的に映るのも分らなくはない。とにかく、快活で陽性で可愛らしく、いまだ弾けた印象があるのは立派だ。MCもイヤじゃない。
1時間見て、同じく渋谷のwwwに移動し、カーネーション(2012年6月1日、他)を見る。おなじみの直枝政広(歌、ギター)と大田譲(ベース、歌)の2人を、キンモクセイにいた張替智広(キーボード)とジャズ出身の藤井学(ドラム)がサポート。15枚目となる新作『SWEET ROMANCE』の曲、その他を悠々と披露して行く。MCによれば、新作収録曲は全部やったようだ。
15本続いたらしいツアーの最終日となるこの日は梅津和時(アルト、ソプラノ・サックス)、小貫早智子(ヴォーカル)、大谷能生(アルト・サックス、ラップ)らが曲により加わる。あと、ギタリストが混ざった曲もあった。今回、トッド・ラングレンぽいと思わせられた箇所が何度か。ともあれ、知識と技と歌心が濃密に解け合う、大人の日本語のロックを送り出していたのは間違いない。
最後に、直枝に賞賛と苦言を一つづつ。親指を立てたいのは、あらゆる曲をエレクトリック・ギターでやっていること。本当だったら生ギターが映えるような静か目の曲でも、彼はエレキで通す。ぼく、生ギター=フォーク(←嫌い)という歪んだイメージがあるので、それには喝采。ゴー・ゴー、ロッカー直枝! ダメだと思うのは、譜面台を置いてやっていること。おそらく歌詞を見るためにおいていると思うのだが、それはぜんぜんロックじゃない。歌詞なんか、間違ったっていいじゃん、自分の曲なんだから。暴言、いや失敬。
<今日の、混雑>
山手線の内側にあるラッシュから、外にあるwwwに行くときに、センター街を通ったのだが、ものすごーく混んでいてびっくり。まるで、初詣のためにここを歩いているのかと思えたほど? 帰りも混んでいた。パねえ、ウィークエンドの渋谷。師走であることも、混雑を助長しているのかな。