サラ・ガザレク

2012年7月4日 音楽
 過剰にポップ語彙に流れることなく(実は、それはジャズを特別なものとして愛する彼女の意思から来る)、わりかし順調に今のジャズ歌手として活動してきている米国人女性(2008年3月13日、他)。2005年デビュー作いらいずっとサポートしてきているピアニストのジョシュ・ネルソン(もう、「スーパーマン」のクラーク・ケントにそっくり! けっこう、自身のリーダー作も出している)らのトリオがついてのものだが、ベースは日本人の安カ川大樹(2005年9月11日、他。忙しい人というイメージがるが、彼の7月のスケジュールを見たら3日しか空いてなくてびっくり)が弾く。ワーキング・バンドのメンバーが来れなくなって、彼が弾くようになったよう。その新作『ブロッサム&ビー』からの曲を中心に、いろいろ。適度に舞う感じを持ちつつ、瀟洒な歌を聞き手に優しく提供してくれた。丸の内・コットンクラブ、ファースト・ショウ。

<今日の、髪型とスカート>
 久しぶりに見るガザレクの外見、佇まいにはアレレ? かつての清らかな感じが一掃され、一言で言うなら、スレてる。一生懸命に日本語のMCをしたりする様からは性格の良さがにじみ出るが、ビッチなと形容したくなる、身につけた赤色のタイトのミニ・スカートは凄い。でもって、左右比対称の短髪ヘア・スタイルにもわわわ。実は、彼女グレッチェン・パーラト(2012年2月22日、他)と仲良しらしく(一緒の変テコ映像がユーチューブに出ている)、その髪型は間違いなくパーラトに影響を受けたものに違いない。ガザレクは新作収録のベン・フォールズ曲「ザ・ラッキエスト」もいい感じの編曲のもと歌ったが、彼女は結婚記念でその歌詞の一節を身体に彫ってもいるようだ。ま、なんだかんだサバけた一面も持つ人なんでしょう。話は飛ぶが、会場で知り合いにあったが、かなり短めなワンピースを着ていて、そういう格好をするイメージを持っていない&意外にいい女ふうで、それゆえ本人と確信が持てず。後で先方から声をかけてきたので、「スカートめくれててパンツ見えてたので、いたたまれなくて声かけられなかった」と言ってやる。女性にそんなこと言って最低と思う人がいるかもしれないが、そういうことを言える乱暴な間柄だとお思いください。そしたら、杜撰な性格ゆえ実際そういうこともあるそうで、ぜんぜん憎まれジョークにならんかった。ハハハ。