本日今年最後のインタヴュー(急遽、きまった)を六本木でし、その後、ちょい飲み会を経たりし、南青山・月見ル君想フに。わー、混んでるじゃん。TROPというイヴェント名は、Trip+Tropicalとチラシで説明されている。ここは食べ物をサーヴする店だが、この日はブラジル音楽つながり出演者の夕べということで、ラモスのお店がブラジリアン・フードを仕出ししていた。
会場入りすると、カンタス村田とサンバマシーンがパフォーマンス中。ブラジル系溌剌感/快楽性と広がりある日本語のポップスを巧みに噛み合わせたことをやる、ブラス奏者や打楽器奏者が複数いるバンド。皆かなり若そうだが、おお、これはポップ・ミュージックとしてこなれていて、華がある。親しみやすくも、ウキウキさせる。で、思い出したのは、(実は、そんなに聞いてはいないんだけど)サザン・オールスターズ。……70年代後期にサザンはリトル・フィートへの傾倒を経て間口の広い自分たちの賑やかしの表現を作ったのに対し、いま青春まっただ中という風情を持つカンタス村田たちはブラジル音楽への憧憬を触媒にエンターテインメント性豊かなポップ表現を浮き上がらせている、と、言いたくなる。識者の方々、一見一聴をおすすめします。なんでも、明けて3月にアルバムが出るようだ。ショウの最後に、サンバの女性ダンサーも一人出てきた。客の盛り上がりも派手で、ちゃんと固定ファンもついているよう。
中原仁(敬称略。2010年、飲み屋遭遇率が一番高かった知り合いは、間違いなく彼か)が出演者間をつなぐDJを勤め、客席フロアにはmocidad samba systemという大所帯打楽器隊が登場、怒濤のパフォーマンス。みんな笑顔で、どっか〜ん。リーダーのお兄さんの交通整理のもと、ごんごんとブラジル系打楽器の波が連なる。見せマス、鼓舞しマス、てな、なるほどイヴェント/パーティ向きの集団。サンバマシーン同様、彼らも男女混合で和気あいあいとやっているのがいいなあ。
そして、贔屓にしているバーでバイトをしているゆうこちゃんが打楽器奏者として入って(パンデイロ使い、堂にいっていたな)いる、キウイとパパイヤ、マンゴーズ が出てくる。うわあ、一体コレは。ぼくの想像超える、珍妙な折衷塩梅。中央にいる着物を来た女性は完全“和”な歌を聞かせ(←それは、バンドの全体のトーンを規定する)、三味線も弾く。リーダーらしきベース奏者はもろにレゲエの空間感覚を持つハマった演奏(右手遣いが素敵)をしつつ曲によっては打楽器に専念したりもし、ギター奏者はカヴァキーニョも手にし、さらにヴァイオリン/シタール奏者もいる。ドラマーは在日ファンク(2010年9月25日)で叩いている人だそう。と書いていても、???ですね。そんな彼らを見ながら、このバンドは日本マーケットをすっ飛ばして、海外で活動すべき(海外公演の経験もあるようだが)と思わずにはいられなかった。
その途中で、今年最後の忘年会にゴー。乗ったタクシーの運転手がやたらおしゃべりな人。というか、妙な抑揚&筋道で語りまくり、オヤっと思わせる人。普段はタクシーに乗ったときとか髪をカットしてもらっているときとか、従事者と話をするのをぼくは好まない。が、このときは、気持ちが弾んでいたこともあってか、あわせてペラおじさんになり、マシンガン・ダイアロ〜グ。目的地到着、「お客さん、話合うねえ。楽しいわあ。ねえ、もうちょっと乗って、話つづけません?」。おいおい。
会場入りすると、カンタス村田とサンバマシーンがパフォーマンス中。ブラジル系溌剌感/快楽性と広がりある日本語のポップスを巧みに噛み合わせたことをやる、ブラス奏者や打楽器奏者が複数いるバンド。皆かなり若そうだが、おお、これはポップ・ミュージックとしてこなれていて、華がある。親しみやすくも、ウキウキさせる。で、思い出したのは、(実は、そんなに聞いてはいないんだけど)サザン・オールスターズ。……70年代後期にサザンはリトル・フィートへの傾倒を経て間口の広い自分たちの賑やかしの表現を作ったのに対し、いま青春まっただ中という風情を持つカンタス村田たちはブラジル音楽への憧憬を触媒にエンターテインメント性豊かなポップ表現を浮き上がらせている、と、言いたくなる。識者の方々、一見一聴をおすすめします。なんでも、明けて3月にアルバムが出るようだ。ショウの最後に、サンバの女性ダンサーも一人出てきた。客の盛り上がりも派手で、ちゃんと固定ファンもついているよう。
中原仁(敬称略。2010年、飲み屋遭遇率が一番高かった知り合いは、間違いなく彼か)が出演者間をつなぐDJを勤め、客席フロアにはmocidad samba systemという大所帯打楽器隊が登場、怒濤のパフォーマンス。みんな笑顔で、どっか〜ん。リーダーのお兄さんの交通整理のもと、ごんごんとブラジル系打楽器の波が連なる。見せマス、鼓舞しマス、てな、なるほどイヴェント/パーティ向きの集団。サンバマシーン同様、彼らも男女混合で和気あいあいとやっているのがいいなあ。
そして、贔屓にしているバーでバイトをしているゆうこちゃんが打楽器奏者として入って(パンデイロ使い、堂にいっていたな)いる、キウイとパパイヤ、マンゴーズ が出てくる。うわあ、一体コレは。ぼくの想像超える、珍妙な折衷塩梅。中央にいる着物を来た女性は完全“和”な歌を聞かせ(←それは、バンドの全体のトーンを規定する)、三味線も弾く。リーダーらしきベース奏者はもろにレゲエの空間感覚を持つハマった演奏(右手遣いが素敵)をしつつ曲によっては打楽器に専念したりもし、ギター奏者はカヴァキーニョも手にし、さらにヴァイオリン/シタール奏者もいる。ドラマーは在日ファンク(2010年9月25日)で叩いている人だそう。と書いていても、???ですね。そんな彼らを見ながら、このバンドは日本マーケットをすっ飛ばして、海外で活動すべき(海外公演の経験もあるようだが)と思わずにはいられなかった。
その途中で、今年最後の忘年会にゴー。乗ったタクシーの運転手がやたらおしゃべりな人。というか、妙な抑揚&筋道で語りまくり、オヤっと思わせる人。普段はタクシーに乗ったときとか髪をカットしてもらっているときとか、従事者と話をするのをぼくは好まない。が、このときは、気持ちが弾んでいたこともあってか、あわせてペラおじさんになり、マシンガン・ダイアロ〜グ。目的地到着、「お客さん、話合うねえ。楽しいわあ。ねえ、もうちょっと乗って、話つづけません?」。おいおい。