ニュージャージー在住の、秀でた審美眼を持つジャズ・ピアニスト(2004年11月22日)のトリオによるツアーの一環、この晩は赤レンガ倉庫のモーション・ブルー・ヨコハマ。リズム・セクション(中村恭士と中村雄二郎)はともにNYで活躍する俊英奏者で、今回同行させている。
百々というと、思慮深いオリジナル曲を通して今のジャズ・マンたる気概や矜持を出すという印象を持っていたが、この日の1曲目はなんと大スタンダードの「オール・ザ・シングス・ユー・アー」。が、それはかなり吟味され(リズム隊とのコンビネーションを含め)、とても自分のものとして再構築させていて、うーんシビれた。美味。他にも、ジョン・レノンの「ラヴ」を心の嵐を潜ませて紐解いたりもし、彼のなかで素材に対する気持ちに変化が出てきているのかもしれない。ともあれ、彼の可能性がおおいに広がっているのを、今回感じた。そういえば、自作の「ワ・ワ・ワ・ワ」ではスティーヴィ・ワンダーの「サー・デューク」を美味しく引用したりも。
ファースト・セットを見た後、事情通に導かれ、知る人ぞ知るという、本牧埠頭に置かれたアバンダンなバスを用いたバーに行く。おー、こりゃすごい。インパクトと風情あり。その後、石川町でまた軽く一軒。あー、どーして知己とのハシゴは楽しいんだろう。
百々というと、思慮深いオリジナル曲を通して今のジャズ・マンたる気概や矜持を出すという印象を持っていたが、この日の1曲目はなんと大スタンダードの「オール・ザ・シングス・ユー・アー」。が、それはかなり吟味され(リズム隊とのコンビネーションを含め)、とても自分のものとして再構築させていて、うーんシビれた。美味。他にも、ジョン・レノンの「ラヴ」を心の嵐を潜ませて紐解いたりもし、彼のなかで素材に対する気持ちに変化が出てきているのかもしれない。ともあれ、彼の可能性がおおいに広がっているのを、今回感じた。そういえば、自作の「ワ・ワ・ワ・ワ」ではスティーヴィ・ワンダーの「サー・デューク」を美味しく引用したりも。
ファースト・セットを見た後、事情通に導かれ、知る人ぞ知るという、本牧埠頭に置かれたアバンダンなバスを用いたバーに行く。おー、こりゃすごい。インパクトと風情あり。その後、石川町でまた軽く一軒。あー、どーして知己とのハシゴは楽しいんだろう。