ノーマン・ブラウン&ピーボ・ブライソン
2006年2月9日 モータウンのジャズ・レーベル=モージャズから90年代初頭にデビューし
、現在はワーナー・ブラザーズに所属するジョージ・ベンソン・フォロワー
・タイプのギタリストと、映画主題歌がらみでグラミー賞とアカデミー賞を
ともに受賞しているビッグ・ネーム歌手のジョイント公演(昨年、アメリカ
でやっているらしい)。キーボード2(うち、音楽ディレクターは女性)、
ベース、ドラム、女性バッキング・ヴォーカル(ほぼ、消えていた)というバ
ンドはブラウンのもののよう。ブラウンは最初から最後まで出っぱなし。ブ
ライソンは出たり入ったり(本編で3度。そのたびに、ジャケットを変えた)
、という流れをショウは持っていた。
ブラウン、なかなか良かったナ。もう嬉しそうに弾いたり、声を出したり
する風情がいいし、演奏自体も思っていた以上に実があり、アトラクティヴ
。個人的趣味としてはフュージョン傾向にある表現というのは70パーセント
は駄目なのだが、彼の場合はしっかり伝統と繋がりつつ、今の都会的な黒人
感覚を出していると思わせるものがしっかりとあって全面的にOK。ときに
、ゴツゴツとした側面も見えるし。感じとしては、歌のないアーバンR&B
という感じもあり、ときどきブラウンは歌ったりもするし、アイズレー曲な
どのカヴァーの断片もピタリと決まる。ソウル派フュージョン・ギタリスト
としては、トップ・クラスにいい感じの人ではないかと思った。
一方のブライソンはそのかっこわるいルックスもあり(受付カウンターの
横にロバータ・フラックとのデュオ・アルバムのCDが置いてあったが、い
ろんな意味で外見が相当に変化しているのを了解)、喉の力だけでのし上が
ってきた人なんだなと思わせる。もう、朗々。口とマイクの距離、たっぷり
。サントラ曲他、いくつかの曲はアマアマ。彼はメモを見ながらではあった
ようだが、MCで何度も長目の日本語を話す。また、最初と最後のほうは観
客と執拗に握手をする。……お客様は神様デス。もう本当に、エンターテイ
ンメントどっぷりの人だとも痛感。そういやあ、彼は1曲は生ギターを弾きなが
ら、歌った。へえ、彼もカーティス・メイフィールドやボビー・ウーマック
のように、ギターで物事を考えるソウル・マンなの? 彼の肉声とブラウン
のギターとの掛け合いはちょっと子供ぽくてぼくにはNG。
アンコールは一緒に、「ホワッツ・ゴーイン・オン」。それが始まる前に
だったか、二人は一緒に女性客に赤い薔薇を配る。これもまた、ソウル・シ
ョウ。計1時間半のパフォーマンス。南青山・ブルーノート東京、セカンド
。
、現在はワーナー・ブラザーズに所属するジョージ・ベンソン・フォロワー
・タイプのギタリストと、映画主題歌がらみでグラミー賞とアカデミー賞を
ともに受賞しているビッグ・ネーム歌手のジョイント公演(昨年、アメリカ
でやっているらしい)。キーボード2(うち、音楽ディレクターは女性)、
ベース、ドラム、女性バッキング・ヴォーカル(ほぼ、消えていた)というバ
ンドはブラウンのもののよう。ブラウンは最初から最後まで出っぱなし。ブ
ライソンは出たり入ったり(本編で3度。そのたびに、ジャケットを変えた)
、という流れをショウは持っていた。
ブラウン、なかなか良かったナ。もう嬉しそうに弾いたり、声を出したり
する風情がいいし、演奏自体も思っていた以上に実があり、アトラクティヴ
。個人的趣味としてはフュージョン傾向にある表現というのは70パーセント
は駄目なのだが、彼の場合はしっかり伝統と繋がりつつ、今の都会的な黒人
感覚を出していると思わせるものがしっかりとあって全面的にOK。ときに
、ゴツゴツとした側面も見えるし。感じとしては、歌のないアーバンR&B
という感じもあり、ときどきブラウンは歌ったりもするし、アイズレー曲な
どのカヴァーの断片もピタリと決まる。ソウル派フュージョン・ギタリスト
としては、トップ・クラスにいい感じの人ではないかと思った。
一方のブライソンはそのかっこわるいルックスもあり(受付カウンターの
横にロバータ・フラックとのデュオ・アルバムのCDが置いてあったが、い
ろんな意味で外見が相当に変化しているのを了解)、喉の力だけでのし上が
ってきた人なんだなと思わせる。もう、朗々。口とマイクの距離、たっぷり
。サントラ曲他、いくつかの曲はアマアマ。彼はメモを見ながらではあった
ようだが、MCで何度も長目の日本語を話す。また、最初と最後のほうは観
客と執拗に握手をする。……お客様は神様デス。もう本当に、エンターテイ
ンメントどっぷりの人だとも痛感。そういやあ、彼は1曲は生ギターを弾きなが
ら、歌った。へえ、彼もカーティス・メイフィールドやボビー・ウーマック
のように、ギターで物事を考えるソウル・マンなの? 彼の肉声とブラウン
のギターとの掛け合いはちょっと子供ぽくてぼくにはNG。
アンコールは一緒に、「ホワッツ・ゴーイン・オン」。それが始まる前に
だったか、二人は一緒に女性客に赤い薔薇を配る。これもまた、ソウル・シ
ョウ。計1時間半のパフォーマンス。南青山・ブルーノート東京、セカンド
。