オマール・ソーサ

2004年8月2日
 午後一に東京に戻ってきて、健康第一と思って昼寝したら、仕事をする時間
がなくなってお出かけの時間。南青山・ブルーノート東京。セカンド。2時間
ぐらいやったんではないか。新作『ムラートス』が良いフュージョンの典型の
ような仕上がりだったが、それに倣い今回の実演はちとまったりしてんなと思
わせる部分も。とはいえ、そこはソーサ、いろんな差し込みと妄想が入ってい
るわけであり、それと隣り合わせの快楽もあるわけだが。今回はウード奏者が
入っているのがポイントと言えるかもしれないが、その奏者は歌パートでは少
し目立つもののその演奏はあまり聞こえず。ヴォーカリストやラッパーを立て
て、芸術は爆発だァ的に迫る前回のとき(2001年8月24日、2002年7月22日)
のほうがぼくの好みではあったか。でも、やっぱ来るたびに何かを与える人で
はありますね。会場にはフジ・ロックにも出演したビル・ラズウェルもいた。