アダム・バウディヒ+クシュストフ・ディス
2019年9月28日 音楽 ポーランド人ヴァイオリン奏者とピアニストのデュオを、神保町・楽屋で見る。バウディは現在ドイツのアクトからアルバムを出していて、その最新作『sacrum profanum』はクシュストフ・ディスらピアノ・トリオとのカルテットで録音されている。
ウェットな情緒を持つニュー・エイジ・ミュージック調のものから、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)的なピアノ演奏を介するフリー・フォーム的な演奏まで、ヴァイオリンとピアノの二つの楽器による、イマジネイティヴな旅が80分にわたって披露された。両者ともにまず技量が立つというのはすぐに了解できることで、ポーランドのジャズ水準の高さを思い知らされよう。そして、そこにスラブ民族らしいと言いたくなるペーソスや誘いが付加されるのだから、耳を引く。1曲、アダム・バウディヒはルネッサンス・ヴァイオリンと紹介するもう少し無骨な形をした古いヴァイオリンも弾いた。
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
<今日の、主役>
先に触れた『sacrum profanum』は自作とクラシック音楽家の曲が混在し、それを自身のアレンジのもと違和感なく聞かせる。いろんな曲調や仕掛けのもととても雄弁でエモーショナル。ジャズの今様な息吹きも横溢し、これは勧めるにたる。何気に、プログ・ロック・ファンに受けそうなところも多々あるかな。今回が2度目の来日となる彼、次は詩情と才気が呼応するカルテットでやってきてほしい。
ウェットな情緒を持つニュー・エイジ・ミュージック調のものから、キース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)的なピアノ演奏を介するフリー・フォーム的な演奏まで、ヴァイオリンとピアノの二つの楽器による、イマジネイティヴな旅が80分にわたって披露された。両者ともにまず技量が立つというのはすぐに了解できることで、ポーランドのジャズ水準の高さを思い知らされよう。そして、そこにスラブ民族らしいと言いたくなるペーソスや誘いが付加されるのだから、耳を引く。1曲、アダム・バウディヒはルネッサンス・ヴァイオリンと紹介するもう少し無骨な形をした古いヴァイオリンも弾いた。
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
<今日の、主役>
先に触れた『sacrum profanum』は自作とクラシック音楽家の曲が混在し、それを自身のアレンジのもと違和感なく聞かせる。いろんな曲調や仕掛けのもととても雄弁でエモーショナル。ジャズの今様な息吹きも横溢し、これは勧めるにたる。何気に、プログ・ロック・ファンに受けそうなところも多々あるかな。今回が2度目の来日となる彼、次は詩情と才気が呼応するカルテットでやってきてほしい。