ジョイス+ゼ・ヘナート。ヨタム・シルバースタイン・カルテット
2019年9月13日 音楽 南青山・ブルーノート東京で、毎年やってくるブラジル人偉才(2004年7月15日、2005年7月13日、2007年7月24日、2008年9月7日、2009年9月29日、2010年7月29日、2011年8月3日、2012年8月15日、2013年7月30日、2014年7月15日、2015年8月3日、2017年9月8日、2018年10月5日)のショウを見る。“シングス・ボサノヴァ・ソングブック”と名付けられた今回は、ジョイス・モレーノ(ヴォーカル、ギター)、トゥチ・モレーノ(ドラムス)、エリオ・アルヴェス(ピアノ)、ロドルフォ・ストロエテール(ベース。縦と電気の両使い)というお馴染みの陣容に、ゲストとしてヴォーカルとギターのゼ・ヘナートを迎える。
設定されたテーマもあり今回は柔和で洒脱に行くのかと思ったら、オープナーのジョニ・アルフの「空と海」でまた一段とジャジー&難しい行き方をとっているなーと思わせる。また、終盤に披露した十八番オリジナル「フェミニーナ」もスキャットもぽんぽんと飛びだし長めの尺でやるなど、やはりブラジル滋養歌モノとジャズ的な何かを交錯させたことをやらせら、ジョイスは間違いなくピカ一であると再認識。しかし、ジョニ・ミッチェル的清新さがジョイスに憑依したような「フェミニーナ」は来日時には毎度披露していて、彼女にとっても本当に自信曲なんだろうな。
他はボサノヴァ重要曲を中心に趣向を凝らして披露されたのは間違いなく、誘いと潤いある歌モノ表現を求めた受け手も皆にっこりであったろう。ジョイスと旧知のゼ・ヘナートは途中に出てきてジョイスとのデュエットや、単独歌唱曲を披露する。そちらでは、2人の共作曲や彼のオリジナルもあり。ミナスっぽいと言われもする彼だが(彼を有名にしたヴォーカル・グループのポカ・リヴリはほぼほぼ聞いてない。遺憾デス)、そんなこと以前に、心優しそでダンディな佇まいにブラジル的機微を感じさせられ、うれしくなった。あ、そういえば、ジョイスは外見が少し若返ったような。
▶過去の、ジョイス・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/200407151608250000/
http://43142.diarynote.jp/200507161357340000/
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/200809081534510000/
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
http://43142.diarynote.jp/201008111723131487/
http://43142.diarynote.jp/201108101628235325/
http://43142.diarynote.jp/201208201259398163/
http://43142.diarynote.jp/201308021400578638/
http://43142.diarynote.jp/201407161154441780/
http://43142.diarynote.jp/201508091203108498/
http://43142.diarynote.jp/201608291403509244/
http://43142.diarynote.jp/201709110843278416/
https://43142.diarynote.jp/201810090956533250/
移動し、丸の内・コットンクラブで、NY在住のイスラエル人ギタリストのカルテットを見る。ブラジル出身であるピアノとキーボードとアコーディオン担当のヴィートル・ゴンサルヴェス(彼の2017年サニーサイド発のリーダー作は、トッド・ニューフェルドとトーマス・モーガンという晩年のプーさん〜1999年11月3日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日〜絡みのミュージシャンを起用していた!)、カナダ人のダブル・ベースのリック・ロサト(2019年6月9日)、そしてイスラエル出身ドラマーのダニエル・ドー(2014年1月21日、2015年5月14日)という面々が同行。
現代ジャズ・ギターの作法をしっかり会得しつつ、ブラジル音楽などのもやもやも介したりもするギタリストという印象をぼくはヨタム・シルバースタインに持っているが、終盤にヴィートル・ゴンサルヴェスとのデュオを2曲だかじっくり聞かせたりもし、ブラジル人をバンドに擁しているのにかなり意義を感じているのはありあり。ハコ物ギターを手にする彼(イフェクター・ボードを組んではいるが、それほどは頼らない)の要点は、一部でギターを弾きながら詠唱を重ねること。やっぱり、肉声は偉大だ。ジャズ的なキットながらスネア2つ置きのダニエル・ドーのドラミングは接していて本当に面白い。ちゃんとサウンドに芯を与えていたリック・ロサトはソロを取らなかった。
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
http://43142.diarynote.jp/201207031322126509/
http://43142.diarynote.jp/201207031323242844/
http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について
▶︎過去の、リック・ロサト
https://43142.diarynote.jp/201906100932238360/
▶︎過去の、ダニエル・ドー
http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
https://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
<今日の、ホっ>
昨日から急に涼しくなった。湿度も低めか。今日は、昼間もエアコン使用せず。このまま、秋になるかな? いや、来週アメリカの砂漠の街に行くので、日焼けしちゃうか。
設定されたテーマもあり今回は柔和で洒脱に行くのかと思ったら、オープナーのジョニ・アルフの「空と海」でまた一段とジャジー&難しい行き方をとっているなーと思わせる。また、終盤に披露した十八番オリジナル「フェミニーナ」もスキャットもぽんぽんと飛びだし長めの尺でやるなど、やはりブラジル滋養歌モノとジャズ的な何かを交錯させたことをやらせら、ジョイスは間違いなくピカ一であると再認識。しかし、ジョニ・ミッチェル的清新さがジョイスに憑依したような「フェミニーナ」は来日時には毎度披露していて、彼女にとっても本当に自信曲なんだろうな。
他はボサノヴァ重要曲を中心に趣向を凝らして披露されたのは間違いなく、誘いと潤いある歌モノ表現を求めた受け手も皆にっこりであったろう。ジョイスと旧知のゼ・ヘナートは途中に出てきてジョイスとのデュエットや、単独歌唱曲を披露する。そちらでは、2人の共作曲や彼のオリジナルもあり。ミナスっぽいと言われもする彼だが(彼を有名にしたヴォーカル・グループのポカ・リヴリはほぼほぼ聞いてない。遺憾デス)、そんなこと以前に、心優しそでダンディな佇まいにブラジル的機微を感じさせられ、うれしくなった。あ、そういえば、ジョイスは外見が少し若返ったような。
▶過去の、ジョイス・モレーノ
http://43142.diarynote.jp/200407151608250000/
http://43142.diarynote.jp/200507161357340000/
http://43142.diarynote.jp/200708051737070000/
http://43142.diarynote.jp/200809081534510000/
http://43142.diarynote.jp/200910021138591223/
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http://43142.diarynote.jp/201308021400578638/
http://43142.diarynote.jp/201407161154441780/
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移動し、丸の内・コットンクラブで、NY在住のイスラエル人ギタリストのカルテットを見る。ブラジル出身であるピアノとキーボードとアコーディオン担当のヴィートル・ゴンサルヴェス(彼の2017年サニーサイド発のリーダー作は、トッド・ニューフェルドとトーマス・モーガンという晩年のプーさん〜1999年11月3日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年11月3日、2012年6月24日、2012年6月25日、2012年10月26日〜絡みのミュージシャンを起用していた!)、カナダ人のダブル・ベースのリック・ロサト(2019年6月9日)、そしてイスラエル出身ドラマーのダニエル・ドー(2014年1月21日、2015年5月14日)という面々が同行。
現代ジャズ・ギターの作法をしっかり会得しつつ、ブラジル音楽などのもやもやも介したりもするギタリストという印象をぼくはヨタム・シルバースタインに持っているが、終盤にヴィートル・ゴンサルヴェスとのデュオを2曲だかじっくり聞かせたりもし、ブラジル人をバンドに擁しているのにかなり意義を感じているのはありあり。ハコ物ギターを手にする彼(イフェクター・ボードを組んではいるが、それほどは頼らない)の要点は、一部でギターを弾きながら詠唱を重ねること。やっぱり、肉声は偉大だ。ジャズ的なキットながらスネア2つ置きのダニエル・ドーのドラミングは接していて本当に面白い。ちゃんとサウンドに芯を与えていたリック・ロサトはソロを取らなかった。
▶過去の、菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20041103
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http://43142.diarynote.jp/201210271744294415/
http://43142.diarynote.jp/201507091044561526/ インタヴュー
http://43142.diarynote.jp/?day=20160611 遺作について
▶︎過去の、リック・ロサト
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▶︎過去の、ダニエル・ドー
http://43142.diarynote.jp/201401221432209419/
https://43142.diarynote.jp/201505150911423384/
<今日の、ホっ>
昨日から急に涼しくなった。湿度も低めか。今日は、昼間もエアコン使用せず。このまま、秋になるかな? いや、来週アメリカの砂漠の街に行くので、日焼けしちゃうか。