里アンナ

2018年11月21日 音楽
 五反田文化センター 音楽ホールで、大河ドラマ「西郷どん」のテーマ曲で歌い、役者でも登場したりもし一般的な注目が高まっていると思われる奄美出身のシンガー/三味線奏者の里アンナ(2015年6月3日、2015年10月24日)の公演を見る。それは、2部制にて持たれた。

 まず、津軽三味線インスト集団の三津巴が演奏。7人だかによる。早稲田大学のサークルのグループだそう。その後、里アンナが出て来て、中央に座りソロ演奏もしていた少し年をと食っているとも思えた三津巴の三味線奏者と二人で津軽民謡をやる。その後は、里アンナ一人による奄美の島唄の弾き語り。MCの可憐な声と歌唱の声量や声に内在するデプスの差異におおいに驚くとともに、三つ子の魂百まで的なトラッド表現の流儀のしぶとさも再認識。ステージでは大島紬による衣装を着て歌うそうだが、この晩は大島紬生地で作った両肩を出す黒いドレスを着ていた。

 2部は、「西郷どん」の音楽を担当する映像系音楽作りで大活躍している作編曲家の富貴晴美(2014年12月13日)が、そこからの曲や近く公開になる音楽担当映画曲などをピアノでソロ演奏。複数出ている「西郷どん」のサウンドトラックは送っていただいて聞いているが、自宅では地上波や衛星放送などが映らないため、ドラマのほうは一切見たことがないワタシ。というのはともかく、会場はちゃんとしたクラシック用途のホールで、スタンウェイのフル・コンサート・ピアノが置いてあった。その後、里が加わり二人で和気藹々とパフォーマンスをする。里は三味線を弾いて歌う場合もあったが、中央に立ち歌だけを披露する曲もあった。

▶里アンナ
http://43142.diarynote.jp/201506070801066234/
https://43142.diarynote.jp/201510251330372218/
▶︎過去の、富貴晴美
https://43142.diarynote.jp/201412281016436916/

<今日の、もやあ。あらあ>
 会場は駅からけっこう離れたところにある、品川区の施設。で、途中の高速道路脇の暗い道すがらの三角の草地スペースがある場所で、だいぶ前にやはり夜にここを歩いたことがあるのをきっちり認知。??? いつ、何のためにここを歩いたのか? この辺、知り合いも住んでいないし。もしかして、ぼくは五反田文化センターに来たことがある? でも、1990代年後半までは出かける際はいつも車で、ましてやこんな辺鄙な場所には車で来ているだろうし……。うーむ、謎だ。
 2部の始めにトーク・コーナーがあって、そのおり富貴がぼくの名前を出して、およよ。確かに、だいぶ前に一緒にご飯を食べたときに今度大河ドラマの音楽を担当するのだけどその舞台は奄美なのという相談を受け、里や盛島貴男(2015年10月24日)の名前を出したんだけど。そしたら、彼女はすぐに東京で里と会うとともに、奄美に飛び自然児的な生活をしている盛島宅訪問(←すごい良く対応してくれたそう)をしたんだとか。ほんと、天真爛漫に行動する作曲家だな。会場で知っている人とは出会わなかったので、ぼくの名前が出されておやと思った人はいなかったろうけど。この2年間で、仲良しになった外タレの公演で「この曲はエースケのために」とかMCで2度言われたことはあるが、ありがたいものの、そーゆーのは照れる。
▶︎過去の、盛島貴男
https://43142.diarynote.jp/201510251330372218/