近藤等則 

2015年6月29日 音楽
 我がまま勝手し放題、“嵐を呼ぶ”トランペッターなんてイメージもなくはない、ヴェテラン狼藉派(2006年4月28日, 2007年1月8日)のこの春リリースした旧録音スタンダード集のリリースをフォロウする(と言っていいのか)公演。渋谷・クアトロ。客は年配が多い。60歳以上の人にとっては、近藤って“文化人”なんだよなあ


 二部制にて。ともに、近藤自ら作った響くプリセット音をベースにする。1部は山木秀夫が介添え役となり、すべてメロディアスにスタンダードを演奏。二部はその2人にSUGIZO(ギター)が加わり、メロディなし、フリー・フォーム気味の演奏を展開する。打ち込み音が流行から遠く離れたところにあるため、なんかぽっかり中に浮かんでいる感じあり。それは、近藤ならではの、シブとい、自分であらんという意志も感じさせるもであった。

<今日の、淡い記憶>
 昔、コットンクラブで一緒になり、終演後にSUGIZOとイタリアンに行ったことがあった。彼とは初めて話したけど、そのとき一緒のTOKIE嬢がぼくたち2人が音楽の話があうのに驚いていた。だから、今日の重なりも奇異な感じはしません。SUGIZOさん、あのときはおごっていただき、ありがとうございました。