ブルーイ

2013年6月17日 音楽
 インコグニート(2011年3月31日、他)を率いるギタリストであるジャン・ポール“ブルーイ“モーニックのソロ名義の出し物、南青山・ブルーノート東京/ファースト・ショウ。今年出た彼が歌ってもいる自己名義作収録曲披露と、今年2月に亡くなったジャズ/フュージョン・トランペッターのドナルド・バードへのトリビュートを名目におくもの。前者だけにするには、歌の自信がなかったのかな?

 まず、一人で出て来て自己作新曲をギター弾き語り。訥々とした歌は、アルバムよりうまく聞こえるかも。その後は、キーボード、ギター、ベース、ドラム、打楽器、バックグラウンド歌手が出てきて、バンドでパフォーマンス。演奏者の多くは近年のインコグニート関与者であり、ブルーイ制作関与のマリオ・ビオンディの新作参加者とも重なりますね。それにしても、ギター奏者を別に連れてくるとはびっくり。ブルーイは元々目立つ演奏をする人出はないが、ソロなど表に出るギター演奏は過去ヘイミッシュ・スチュアート(2006年3月8日)やテリー・キャリア(2007年3月8日、他)の来日公演に同行しているUK大御所フュージョン・ギタリストのジム・マレンにまかせていた。また、シンガーは元ガリアーノで、トゥ・バンクス・オブ・フォーのヴェレリー・エティエンヌ(2004年1月16日、2008年5月9日)。これは、うれしい。2曲目、ブルーイはギターをおいてシンガーに専念した。

 5曲目ぐらいからやはりインコグニートのレコーディングに参加するとともに、英国ロック/ポップ作にもいろいろ入っているトランペッターのドミニク・グローヴァーが加わり、ドナルド・バード曲(とくに、1975年作『プレイシス・アンド・スペイシス』の曲を連発したのかな)を次々に繰り出す。こちらのほうは、エティエンヌをフィーチャーする曲も。奏者たち腕がたち、かなりいい感じのバンド音を出す。シンガーや管奏者が少ないこともあり、インコグニートととの違いもちゃんと出していた。


<今日の、認知>
 ここのところ、最寄り駅の改札口横にある売店がいつも閉まっていた。そしたら、<営業時間6時30分〜11時>という掲示がされているのを、今日知った。わーいつのまにか、すごい変則的な営業時間になっている。朝に職場や学校へ向かう人は何かと使ったりもするが、午後の駅利用者はあまり売店を使わないのか。なんか、田舎の駅みたいだなー。しかし、そういう割り切った指針の取り方、ぼくは嫌いじゃないかも。駅直通のビルにコンビニがここ2年ほどでできたのは、それに関係しているか。